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「そろそろダンスの時間だが、戻るか？」
「そうね、戻るわ」
グルッペンに手を引かれ会場に戻ると騒がしさが私達を襲った。
「エーミール、これはどういう状況だ」
「あっ、グルッペンさん……にシックザールの公爵令嬢様！？は、初めましてオリオン・M・エーミールと申します……！」
「初めまして、シックザール・あなたです。エーミール様のご活躍は兼ね兼ね聞いております」
「本当ですか…！O帝国の公爵令嬢様に私なんかが」
「おいエーミール挨拶はそれくらいにして状況を説明しろ」
自然と距離が近くなっていたエーミールの襟を容赦なく引っ張るグルッペン。先程まで見ていたグルッペンとは違った子供らしい一面がギャップとして成り立っている。
「えっとそれがですね……ヘロイン男爵令嬢が他の令嬢と揉めてまして…」
エーミールの目線の先を辿ると今にも殴りかかりそうなタリアと令嬢が見えた。悪女である私ならまだしも、所謂モブである人を巻き込むなんてなにを考えているのやら。
それでも私には関係の無いこと。そのまま無視をしよう。
その光景から目を逸らした時だった。
「きゃあああああ！やめてくださいっ！」
悲鳴の方にちらりと目をやると令嬢の髪を鷲掴みにする無礼な男がいた。
彼女が可哀想というよりももっと、エゴの塊となったその男が好き勝手に振る舞うのが許せなかった。
自分が殺されると自覚したのはバチンっ、と音を立てた後だった。
「なにをしているんですかｯ！コネシマ様！」
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クリーパソ(プロフ) - 田中さん» そう言っていただけると励みになります✨ありがとうございます🥺 (11月26日 21時) (
レス) id: f7b2af521d (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - 本当に面白くて好きです (11月26日 17時) (レス) @page36 id: d6054e066b (このIDを非表示/違反報告)
クリーパソ(プロフ) - 月見酒さん» コメントありがとうございます🙇♀️登場人物の多い小説は慣れていないので楽しんで読んでもらえるのはとても嬉しいです🥲✨無理ない程度に更新していきます💪 (10月30日 7時) (レス) id: f7b2af521d (このIDを非表示/違反報告)
月見酒(プロフ) - コメント失礼します！面白くてすごく続きが気になります！お体に気をつけて頑張ってください！ (10月29日 20時) (レス) @page15 id: d4a0fc9775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーパソ | 作成日時：2023年10月26日 21時
