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「あなた」
「どうしたの？」
頭を撫でる手はするりと頬まで降りてきた。
「あの時の好きはまだ有効か？」
「あの時のって……」
きっと最近見た記憶のことだろう。それなりに察してはいたが、二人が両思いという事実に動揺してしまう。
すぐに返事をしない私を見てグルッペンの表情は暗くなっていく。
「シャオロンが好きなのか……？」
「そういうわけじゃない……けど…」
正体は明かせない。だけどなにか言わないとグルッペンに怪しまれる。
ちらっ、と自分よりも背の高いグルッペンの顔を伺うように見ると普段の彼からは想像がつかないくらいひどく優しい目をしていた。
何も言ってこないあたり本当に
その態度も視線も全てが優しさに満ち溢れていて、戦争好きのグルッペンとは思えない。
「俺はお前の事が好きだ。もちろんシャオロンよりも」
「できればお前が成人する時に返事がほしい」
シャオロンとは違う、程よい距離感を保つグルッペンはどこか安心する。シャオロンはどこか狂気じみているが彼は大人びていて余裕がある。
初めに彼に会っていれば私は完全に惚れていたと思う。
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クリーパソ(プロフ) - 田中さん» そう言っていただけると励みになります✨ありがとうございます🥺 (11月26日 21時) (
レス) id: f7b2af521d (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - 本当に面白くて好きです (11月26日 17時) (レス) @page36 id: d6054e066b (このIDを非表示/違反報告)
クリーパソ(プロフ) - 月見酒さん» コメントありがとうございます🙇♀️登場人物の多い小説は慣れていないので楽しんで読んでもらえるのはとても嬉しいです🥲✨無理ない程度に更新していきます💪 (10月30日 7時) (レス) id: f7b2af521d (このIDを非表示/違反報告)
月見酒(プロフ) - コメント失礼します！面白くてすごく続きが気になります！お体に気をつけて頑張ってください！ (10月29日 20時) (レス) @page15 id: d4a0fc9775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーパソ | 作成日時：2023年10月26日 21時
