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ゾムを前にして間違いなど選んでしまえばオスマンの時よりも凄惨な殺され方をされるに決まっている。そう思い、用心深くセーブを押し、選択肢をOFFにする。この選択肢の捻くれ具合はシャオロンの時に学習済みだ。
「ごめんなさい。私はただ、学が足りないと思うなら家庭教師を呼ぶといいとアドバイスしたかっただけですわ」
「……ほんまか？」
「ゾム！ちが」
「疑うのであれば私を殴っても構いません」
死ぬよりはましだもの。そんなことは言えるはずがなく、ただただ沈黙が続いた。ゾムは信じられないと目を見張った。
「まぁ……謝ってもらったしな。それだけでええわ」
畜生と唇を噛むタリアを見て少し心が軽くなった。他人の不幸で喜びを得られる感覚が今の今まで理解ができずにいたが、タリアを見るとそれを犇々と感じた。
そっちがあの手この手で私を踏み台にするのなら、容赦はしない。ただでさえ私は理不尽にこの世界にいるのだから。死なずに公爵家の財を好き放題使うくらいしないと割に合わない。
「あ、ようやく来た。どこに行ってたん？心配したわ」
口では心配をする優しい婚約者。それとは裏腹にニヒルな笑みを浮かべている。演技をするくらいなら徹底してほしいと呆れ、差し伸べられた手をとった。
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クリーパソ(プロフ) - 田中さん» そう言っていただけると励みになります✨ありがとうございます🥺 (11月26日 21時) (
レス) id: f7b2af521d (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - 本当に面白くて好きです (11月26日 17時) (レス) @page36 id: d6054e066b (このIDを非表示/違反報告)
クリーパソ(プロフ) - 月見酒さん» コメントありがとうございます🙇♀️登場人物の多い小説は慣れていないので楽しんで読んでもらえるのはとても嬉しいです🥲✨無理ない程度に更新していきます💪 (10月30日 7時) (レス) id: f7b2af521d (このIDを非表示/違反報告)
月見酒(プロフ) - コメント失礼します！面白くてすごく続きが気になります！お体に気をつけて頑張ってください！ (10月29日 20時) (レス) @page15 id: d4a0fc9775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーパソ | 作成日時：2023年10月26日 21時
