呼んでほしくて/kgm ページ19
※学パロ
※この瞬間だけ苗字が「姫野」
「せんぱ〜い！ 今日部活来ますか？」
『ああ、今日は用事があって。明日は…学校は休みだけど部活はあるよね？ それは行けるから台本併せは間に合うはずだよ』
「わかりました〜！！」
「先輩また明日〜！」
「えー、明日会えていいなぁ。私来週なんだけど」
笑顔で手を振ると、キャー！ なんて歓声があがる。こんな風景も、もう随分慣れてしまった。
ちょっと重たいカバンを持って、学校を出る。
自分は近所の比較的有名な女子校に通うただの高校3年生……なはずである。
ただ演劇部に所属していて、男子役が多くて、身長も160cm後半あるだけの、そんな何処に居ても可笑しくないはずであった。
然し、何故かは分からないけれど、異様にモテるというか。
1年生の終わり辺りぐらいだろうか、ある演劇でメガネ系男子の生徒会長をやってからなんか下駄箱に手紙は入ってるし目が合うだけでなんか言われるし……という生活を送っている。それは学年が上がってもそうらしく、3年生になった今が1番騒がれている気がする。
よく話しているバレー部の子とバスケ部の子と一緒に「よくわかんないよねぇ」なんて話しながら生活をしていた。
……そんな私にも意中の相手がいるわけで。意中というか、お付き合いしているのだけれど………。学校の皆にバレたらなんて反応されるか分からない。
そんな感じでいつものカフェに向かっていると、見慣れた愛おしい人の影を見つける。
『……加賀美さん！』
「あぁ、姫野さん。今日は少し早めなんですね」
『はい、明日は土曜日ですし…』
「部活、あるんですよね。早めに帰りますか？ …って、今聞くことじゃないですよね。取り敢えず私の家、行きますか」
当たり前の様に手を取って歩幅を合わせて歩いてくれる。本当に彼は優しいなぁ、と。
加賀美ハヤトさん、私と同じ高校3年生。
私が通っている女子校近くの、共学の高校に通っている。偏差値が高めの学校で、そこで首席クラスの成績なのだとか。
彼のと出会いは2年前、高校に上がりたての時に駅で私がナンパに会っていると助けてくれた。その時に私がお礼が言いたくて、慌てて引き止めて一緒にカフェに行ったのが始まりだった。
それからと言うものの、お互いの学校の体育祭や文化祭、私の場合演劇の公演まで彼は通ってくれた。紆余曲折あって今こうして付き合って居るのは奇跡なのかな、なんて。
「………あ！ Aじゃん」
『え？ あ、こっち来てたんだ』
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もみじ(プロフ) - 助かる！！！！！ありがとうございます！ (2021年7月9日 22時) (
レス) id: 1bbda88e8d (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - はい！お願いします (2021年6月29日 15時) (レス) id: 1bbda88e8d (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - もみじさん» リクエストありがとうございます。確認なのですが、夢主(主人公に当たる子)も仲良くしているakさんに嫉妬をするknmcさん、という解釈でよろしいでしょうか？ (2021年6月29日 2時) (レス) id: 48c86d85d1 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - リクエスト失礼します！女の子と仲がいいak君に嫉妬しちゃうmcさんお願いします (2021年6月28日 18時) (レス) id: 1bbda88e8d (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 悠さん» 分かりました、こちらで考えさせていただきますね。遅くなるかもしれません、申し訳ありません。リクエストありがとうございました。 (2021年6月26日 22時) (レス) id: 48c86d85d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほのか | 作成日時：2021年5月18日 9時
