初めてじゃないけど/kzh ページ12
※朝陽様リクエスト
※糖度高め
私は奥手の方だと思う。それに、最近付き合い始めた彼……、葛葉さんも奥手の方だと叶さんが言っていた。
彼は人見知りが強いというか、なんと言えばいのか分からないけれど。最初初めて話した時はそんなに話す関係じゃなかった、し。
打ち解けてからは軽口を叩けるようになったりしたし、話せば詳しくなるけれど、付き合う、という事になった。お互いゆっくり打ち解けて、近付いったと言う感じだ。
………今日、そんな彼の、家に行く。多分家デートとかいうやつなのだと。
自分の服装を確認して、ゆっくり深呼吸をして、インターホンに手を伸ばす。
ピンポーンと音がした後に、バタバタと足音が聞こえる。
「ｯｽｰｰ………、やっときたか？」
『あ、えと、遅かったですか…？』
「……いや。準備に時間が掛かるんだろ。…取り敢えず、上がれよ」
お邪魔します、と控えめに言って、玄関に上がる。全体的にごちゃついている部屋は、少し彼っぽいな、と。
「適当にベッドにでも座ってろ。……飲みもん、待ってくる」
『あ、はい』
言われた通りにベッドの隅っこの方に座る。
軽く羽織っていた上着を脱いぐ。
……そわそわ、する。男の人の家なんて来たことないし、好きな人の部屋だし、そわそわするというかドキドキすると言うか。
キョロキョロと辺りを見渡していると、彼が飲み物を持ってきてくれる。
「ん。………そんな珍しいもんも置いてねぇぞ」
『ありがとう…。……えと…、あの、なんか、珍しいと言うか、そわそわ、するというか』
「ふーん」
飲み物を口にしながら拳1つ分くらいの隙間を空けて隣に座る。
私も受け取った飲み物を口に含む。
静かな時間が広がる。
ど、どうし、よう。
気まずい様な、恥ずかしいような雰囲気が流れる。彼がん、と手を出してくれたから、コップを渡すと机に置いてくれる。
ちら、と彼の方を見ると彼も私の方を見てたみたいで深紅の瞳と目が合う。
恥ずかしくてばっと逸らすと、彼が空いていた隙間を埋めてきて。
「A」
『…………、』
「A、こっち向け」
『…！』
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もみじ(プロフ) - 助かる！！！！！ありがとうございます！ (2021年7月9日 22時) (
レス) id: 1bbda88e8d (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - はい！お願いします (2021年6月29日 15時) (レス) id: 1bbda88e8d (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - もみじさん» リクエストありがとうございます。確認なのですが、夢主(主人公に当たる子)も仲良くしているakさんに嫉妬をするknmcさん、という解釈でよろしいでしょうか？ (2021年6月29日 2時) (レス) id: 48c86d85d1 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - リクエスト失礼します！女の子と仲がいいak君に嫉妬しちゃうmcさんお願いします (2021年6月28日 18時) (レス) id: 1bbda88e8d (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 悠さん» 分かりました、こちらで考えさせていただきますね。遅くなるかもしれません、申し訳ありません。リクエストありがとうございました。 (2021年6月26日 22時) (レス) id: 48c86d85d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほのか | 作成日時：2021年5月18日 9時
