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°流 ページ3
ｰ
「…だから今日、
流星群見に行かない？」
転校するなるんだ、
最後なんだから希望を叶えなくては。
そう脳が訴えたかのように、
体と声が同時に動いた。
「いいよ。
何か家から持ってくるよ何がいい？」
「食べ物はいいよ、悪いし…」
「遠慮しないのー！
遠距離なんだし我儘言いなって」
肩をポンッと軽く叩き、
Aを少し落ち着かせようとした。
…久々にAに偽りの姿見せたなぁと自分に緊張した。
Aには嘘偽りない姿を見せてきた俺が何故今頃他の生徒と同じように」いい人」を演じてるんだろ。
「食べ物じゃなくて花火あるかな？
彼処花火禁止じゃないから線香花火しようよ。二人で二個目のお願い事しよう」
「いいね！それっ」
あはは、と笑いつつ偽る。
罪悪感などなかった。
ｰ
続く
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作者名：アスール | 作者ホームページ：
作成日時：2018年4月7日 23時
