. ページ7
巳「──俺、A達が"海の鉤爪"に
さらわれた時、連中捕らえるのに
タンバルンにでかい情報渡しただろ?
あの後、"鉤爪"とつながってた悪党も
ずるずる引っ張り出せたみたいでさ
まあ情報提供自体
望みと交換だったんだけど────…」
白「……えっ!?」
貴「褒美に爵位…!?」
マジか
巳「まあな、まだほとんど力もねぇけど
一応今、俺シスク子爵家当主」
白「へー……すごい行動力だね…
いつも何かしら欲しがってたけど…」
巳「俺、元お坊ちゃんだし?
没落貴族の欲求不満なめるなよ
こっからのしあがるし、そして
王子になったら付き合おーぜ?A」
貴「嫌、絶対なれないと思うよ。王子」
オ「同感ですね〜」
巳「野良猫顔は黙ってろ!!!
…つっても今回来られたのは
あんたらと知り合いだからだけどな
白雪、A」
白「え?」
貴「どういう事?」
オ(主、今頃こっち気にしてるだろうな)
巳「死者はもう一人
白雪とAに用事だよ」
白「タンバルンから…」
貴「私達に?」
私達はすぐ着替えて部屋を出ると
ゼンがいた
ゼ「よう、白雪、A」
白「ゼン!」
貴「ゼンも一緒なの?」
ゼ「ああ、俺も同席するから
出迎えてみた」
白「!そうなんだ!良かった
あの…ラジ王子に何かあったのかな?」
ゼ「そういう訳じゃないらしいが
まあそう思うよな」
「「「失礼致します」」」
サ「白雪どの、Aどの
お久しぶりです」
もう一人とはラジ王子の側近の
サカキさんだった
白「サカキさん!」
貴「お久しぶりですね、サカキさん」
白(こ……こんな方の同行を……)
と巳早を見た白雪、そして巳早はドヤ顔
巳(すごいだろ)
サ「渡したいものがあるそうだよ
白雪、A」
白貴「「イザナ王子!/兄様!」」
イ「私とゼンは立ち合い人がいた方が
いいとの事なので同席させてもらった」
サ「タンバルン王子の名代で
参りました。白雪どの、Aどの
────────これを」
サカキさんは私達の前に箱を出し開いた
サ「ラジ王子よりのお言葉です
クラリネス王国、白雪どの
王女Aどのにタンバルン王国より
"王家の友人"の称号を与える」
白貴「「──────称号……」」
びっくりしすぎて言葉が出ない
ゼンもイザナ兄様も同じだ
210人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かっちゃん | 作成日時:2020年1月10日 17時