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私達は集めた本を捲って探していた
リ「……あった」
白「えっ「あった!?」」
私達はその内容を見ると
みんな顔色を変えた
貴「──────…これは
ちょっとまずいかもですね…」
私は急いでイザナ兄様を呼びに行った
貴「あ、イザナ兄様!!!」
イ「どうした、A」
貴「お願いします!とりあえず
関所に!!」
私は急ぎすぎてイザナ兄様に
説明が出来なかった
そして関所に着くと丁度白雪達がいた
白「わかりました
通してもらえないなら…イザナ王子と
A王女をここに呼んで下さい!」
「!?イザナ殿下とA王女を!?」
鈴「?」
イ「その必要はない」
鈴「おや助手の方とAちゃん
いい所に」
イ「何かわかったのか」
白「これを」
白雪は分厚い本をイザナ兄様に渡した
白「あと子の病気とよく似た症状の
記述がありました。東の小国のものです
そこでは大人子供関係なくあざが現れ
伝染病にはないにも関わらず
"百二十人"以上が発病しています」
イ「治療法は」
白「…その本からはわかりません
文字が薄れて半分くらいは消えてるので
読めた箇所からの判断ですが
どこに原因があってどこまで広がって
いるのかわからない中、今この
リリアスに人を通すのは危険です」
貴「私とリュウと白雪もこのまま
治療薬を探します」
白「───ここにいる誰が
いつ倒れてもおかしくないんです
だからリリアスの人の出入りを
止めてください!!!」
イ「───成程な、それでさっきの
言い合いか。
Aも落ち着かなかったわけだ」
鈴「?なんで助手どのに頼む?」
イ「いいだろう」
「「「「えっ!?」」」」
白「───…本当ですか」
イ「今ここで俺達が王城に仕える
薬剤師の言葉を捨て置いてどうする?」
私もその言葉に頷き白雪を見た
イザナ兄様は髪ゴムを取った
貴「通達してください!」
イ「リリアスの外壁
全ての門を封鎖する」
「伝令!伝令─────」
イ「白雪、A、リリアスの管理者に
事情を話す一緒に」
貴「わかりました」
イザナ兄様は鈴さん達の方を向いた
イ「二人は舘に戻り作業を続けてくれ
門番」
「は、はっ」
イ「この学問街の門も
閉じたままにしておく。必要な者だけ
通すようにしろ」
「はっ!」
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作者名:かっちゃん | 作成日時:2020年1月10日 17時