ツッパリと短編集《今日俺》 (ページ1)

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三橋ページ1

「おはよ、」

そう声をかけると机に突っ伏していた三橋は勢いよく顔を上げた。

この金髪のツッパリは、朝早くからちゃんと学校に来ている。しかもギリギリとかじゃなくて普通に。

三橋「お、今日はお前に勝ったぜ。だからよ、今日こそサテン行こうぜ」

「あー、生徒会終わってからでいい？」

三橋「おう、オレも一緒に生徒会室行く。」

こんなツッパリとつるんでいるが私は一応生徒会長である。前の学年の時は怖くて近寄れなかったツッパリ達だったが三橋が絡んでくるおかげ？でツッパリとも普通に話せるようになった。生徒会としても学校行事にツッパリも参加してくれるおかげで盛り上がるので正直ありがたい。

「ん、いいよ。その代わりちょっと手伝ってね」

三橋「はぁ？やだ〜俺他にやる事あるし」

何を言うかと思えば、この人に用事なんてサボりか喧嘩しかないだろ。

呆れてため息をつきながら席着くとちょこちょこと着いてきて

三橋「おれはお前を見てるって仕事があんの。」

お前も俺だけ見てろよ。

って言ってキスを落とし今来たばかりの伊藤と屋上に行った。

「このツッパリは…！！！」