file 35 危機一髪 ページ37
「怪盗1412号?」
「そう!今若い子たちの間ではやってる怪盗のオジサマよ!」
「あ〜私も知ってる〜」
待ちに待った週末、今日は仕事もなしということで
ティータイムを台無しにした埋め合わせのショッピングにきております。あいにくの雨だけどね!
「またおじさんなの?」
「園子ちゃんおじさん好きだねぇ」
「いいじゃないのよ別に!」
そりゃ趣向好みは人それぞれ自由ですけども、相手はルパンも一目置くあの泥棒さんよ?
まだ盗一さんの噂の方が有力だからおじさん設定だし
園子ちゃんのこういうとこ、毎度耳にするたび二度見するよ。もう首痛めそう
「で〜?その怪盗さんがどうしたって?」
「それがね、今度うちのグループ主催で世界の宝石展をやるんだけど。うちの家宝である
「ええ〜なんでうちなのよ。警察に頼んだ方がいいんじゃないの?」
「あ。あれでしょ園子ちゃん。警察だと捕まったらすぐ連れてかれちゃって、顔とかじっくり拝めないから〜とかじゃないの?」
「さっすがアンタ、わかってんじゃないの!」
うん、まぁわかるよね。ここまでくるとね
いや園子ちゃんその顔やめて
べつにソッチ路線に興味があるわけじゃないから!むしろなんにもわかっちゃいないから!
「ま、一応警察の方にもママが頼んではいるんだけどね」
「そりゃー熾烈な捕獲合戦だねぇ」
「もー 田中さんまで何言ってるのよ…」
もう横断歩道も渡り終えそうってその時、蘭ちゃんの声がだんだん尻すぼんでいって彼女が振り返ったその瞬間、蘭ちゃんは突然その場に立ち尽くしてしまった。
「蘭?どうしたの…って危ない!!」
いやいや、私がいる目の前で蘭ちゃんに怪我負わせたりするわけなかろう!この先もありえぬ!…ハズ
「危ない危なーい。大丈夫?蘭ちゃん、赤信号になる前に横断歩道は渡りきらないと〜」
ドジっ子さんめ〜
咄嗟に蘭ちゃんの身を歩道に引っ張った私が今日のMVP
けっこう車迫ってたから勢い余って抱きとめる形になっちゃったけどちょっと聞いて、蘭ちゃんめっちゃいい匂いする
「まったく、何ぼーっとしてたのよ?」
「…いま、新一がいた。田中さんも見てたでしょ!?」
「oh…異様な迫力」
詰め寄ってくる蘭ちゃん
そっか〜見てたの見られてたか〜
新一くんのこととなるとほんと鋭いな〜名探偵も顔なしよ。主に戦闘力の話です
「見てたよ〜似てるな〜って。でもさ、あれは新一くんじゃないと思うな〜」
このカシオミニを賭けてもいい。
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ぽんかん(プロフ) - さちさん» 長く更新を止めていてすみません 執筆頑張ります! (2019年3月29日 0時) (レス) id: 63034df575 (このIDを非表示/違反報告)
さち - おもしろかったです。続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年3月28日 18時) (レス) id: 10b64abb1f (このIDを非表示/違反報告)
ぽんかん(プロフ) - のん@天使から墮天使のウオタミ(?)さん» 読んで下さりありがとうございます なかなか筆が進みませんが、がんばります! (2019年3月18日 1時) (レス) id: 63034df575 (このIDを非表示/違反報告)
のん@天使から墮天使のウオタミ(?) - 四字熟語が、題名な作品は見たことが無かったので、新鮮さを感じました!これからも頑張ってください!応援しています!(#・∀・)♭ (2019年3月10日 17時) (レス) id: 5bc91f0494 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんかん(プロフ) - あお果実さん» 他作品含め読んでいただいてありがとうございます。お心遣いとても嬉しいです 執筆がんばります(*´∀`) (2019年3月6日 2時) (レス) id: a9e8a7b60c (このIDを非表示/違反報告)
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