絶対生き抜いてやるもんね〜【名探偵コナン】

file 33 疑心暗鬼 ページ35

｢ちょっと待っておれよ。今コーヒーでも淹れよう｣

｢あ、いえいえお構いなく〜｣


あの博士人の話なんかまるで聞いちゃいねぇなもう行っちゃった…まーいっか。外まだちょっと寒いし正直体も冷えてるしありがたくいただきましょう


んで、問題は


｢田中、ちょっと眼鏡取ってもらってもいいか？｣


目の前のコイツだ。怖ぇよ〜〜〜〜〜〜バレたらどうしよ〜〜〜〜〜〜


｢えへえへ…なんか恥ずかしいな、んふふ｣

｢んな笑い方すんじゃねーよ…｣


あっドン引きしてるじゃん。引きつった顔もかわいいね！

ここでしぶるのは怪しいだろうし、当然素直に外したんだけど…いやん、恥ずかしい。テレテレ。そんな見ないでよ普通に照れちゃう〜

モジモジすんなって顔してるな〜。でもしょうがないよね。小さくたって彼端正な顔してるんだもの澄んだ綺麗な目だァ

そして存分に私の顔を舐めまわすように観察した彼は満足したのか絞り出すように言った。


｢似てんな…｣

｢さっき蘭ちゃんが言ってた人？昨日の米花ホテルっていったら爆発事件あったんだよね。新聞で見た〜。君がそんなに気にするってことは、その事件に関係してた人なの？｣

｢ああ。蘭の言う通りオメーにそっくりな男と会ったんだが…そいつ、黒の組織の仲間だったんだ｣


これは…私全然疑われてないやつじゃない？えっ奇跡？奇跡起きちゃった？起こしちゃったか〜


｢私にそっくりな男の人かぁ。どんな人だろう｣

｢見れば見るほど、似てるなんてもんじゃねーな。完全にうりふたつだ｣


気になるなぁ、なんて嘘ふく間も私を眺め続ける新一くんだけど、真面目なその顔はじわじわ険しさを増していく

あーそっか。君は私を完全に信頼仕切ってるわけじゃないし、かといって疑っているわけでもない。
すごいなぁ〜私嘘ついたりするのにはめっちゃ自信あるんだけどなぁ〜。さすが新一くん！！


できない物を除いていって残った物、たとえどれだけ信じられない事でもそれが真実


いつか新一くんが言うんだよね〜シビれる〜…いつ言うんだっけ


難しい顔
しかししばらく葛藤していたらしい新一くんは何かに気づいたのか急に瞠目した。


｢おい、オメー前に言ってたよな、親戚もあやふやだって｣

｢言ったけど〜、どーしたの？｣

｢それ、どういう事か詳しく教えてくれねぇか？｣


疑問とか曖昧をそのままほっとかないってとこさすがとしかもう言えないよね
着眼点花丸満点よくできました！もうこいつ怖い！


｢うーん…君のことだし、実はもうよくわかってるんじゃないの？｣

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