絶対生き抜いてやるもんね〜【名探偵コナン】

file 28 ひとつの峠 ページ30

思惑通り｢じゃああとでね｣とあっさり私を解放してくれちゃった新一くん。作戦勝ち第一関門突破〜

問題はここからだし。油断はできないんだけどね！


｢98番のお客様｣

｢はい、ありがとうございます｣


おろろ？いないねぇ新一くん。ここで番号と社員じゃないからって超絶無駄に鋭い観察眼で疑問持ってストーカーしてくるんじゃなかったっけ？いやいない方が好都合なんだけど。ハウス！


｢んしょっと｣


んあ〜〜〜いる〜〜〜
先にトマトジュースfor小五郎さん買いに来てたパティーーン

え？足場にしてるのゴミ箱？ボタンたわないの？めっちゃかわいい自販機に並ぶとめっちゃちっちゃいな新一くん。今度身長聞いとこ

私の声聞いたら新一くん、どんな顔するかな〜wktk

こそーっと公衆電話取ってウォッカに繋げた。


｢どうもウォッカ。テキーラです｣


ああ〜〜〜驚愕してるの気配でわかる〜〜〜
めっちゃ小銭ばら撒くじゃないの。何気なく振り返らせてくれてありがたい

ｱｯ今まで見たことない表情だ。まるで秘密組織の取引に遭遇しちゃったみたい…その通りやん


｢おや｣

«なんだ？今の音。どうした»

｢いいえなにも。後ろで子供が小銭を落としてしまって。君、大丈夫ですか？｣

｢あ、う、うん。お電話の邪魔しちゃってごめんなさい｣

｢大丈夫ですよー…取引は完了しました。ジンにもそう伝えといてください。それじゃ｣

«ああ、ご苦労だったな»


なぁにがご苦労だったな。だよおめーもかっこつけか？ジンといるときはアニキアニキうるさいわんちゃんのくせに！

…犬ミミとか意外と似合うんじゃないの？ごついしセントバーナードあたり…ダメだな、救助犬だ。


｢お兄さん！ちょっと足どけて？小銭がお兄さんの靴の下に入っちゃったんだ｣

｢おっとすみません。はい、どうぞー｣

｢ありがとう！｣


あってめコノヤロウ今つけやがったな発信機&盗聴器
そろそろこの子一旦法で裁こうぜ？ 小学生じゃないからちゃんとぶち込めるよきっと


｢ところでお兄さん。お仕事は大黒ビルなんだよね？今日はなんでこの米花ホテルに来たの？｣

｢いやぁお恥ずかしながら、私はゲームが大好きでね。満天堂さんのゲームは特にお気に入りなんです｣


その満天堂の開発イベントとかさぁ
来るしかないじゃん？

これはほんとマジモンにほんと。ゲーム超好きなの。ジンとかシホちゃんに廃人って言われたのよ失礼しちゃうわね


｢そうなんだぁ！じゃあ今度一緒にゲームしようよ！｣

｢そうですねぇ。楽しそうですが、今日はまだ予定があるのでまたの機会に｣

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