辛辣な彼らの心の声が見れるようになったのだが、相当溺愛されていた件について【名探偵コナン】 (ページ7)

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「なんっでお前がいんだよ！！！！場がややこしくなんじゃねーか！！！」

「いや馬鹿かよ、んな単純な理由じゃねーだろこれ」

「…お前警察向いてねえよ」

上から、

(なんでAいんだよ！？！？危ねぇだろうが。こんなかに犯人いんだぞ！？)

(飯奢らされたのが殺害動機って……どんな理由だよ可愛すぎんだろ。つかそれ思いつくとか脳みそ純粋すぎねぇ？)

(こんなかの誰がいつどこでAを狙ってるかわかんねーからな……警察なんて危ない仕事やめて俺専用の主婦になればいいのに)

「…」

え、何松田くんも？松田くんも頭の上に文字現れるマンなの？ねぇ。

頭の中はぐるぐる混乱。私を混乱させている当の本人は、今回の殺人事件の被害者である小太りの倒れた男性をじっと見つめながら周りをうろちょろしていた。

私もなにか手がかりを探そうと男性を凝視したり、血に顔を近付けたりする。

「お前、邪魔なだけだからあっちいって佐藤と話してけよ」

(無垢なAの瞳を汚したくねぇ……。普通そうな顔してっけど本当は我慢してるかもしんねーしな。)

「そういう松田くんこそ、爆発物処理班なのになんでこの事件介入してるの？転属した？」

「昨日から。強制的に転属させられたんだよ」

(本当は毎日転属願い書いてたけどな)

「何やらかしたの…？」

「……お前に教える筋合いねーよ」

(Aに何かあった時すぐ助けるために決まってんだろが)

解体大好きな松田くんが爆発物処理班から私のいる捜査一課強行犯に転属だと…！？思わずぽかんと口を開けてほぇ～なんて間抜けな声を出す。

「腹立つ顔と声だなおい」

(は？？？可愛いの暴力。なんだよその間抜け面、くっそかわいい。)

「あいててて…も～～！！！松田くん頭グリグリやめてよ！！！」

こいつ自分が力強いこと自覚してないな？？というか手加減してないよなこれ。頭割れそう。

「うっせ、」

(髪サラサラだな…なんのシャンプーとリンス使ってんだ？コイツ)

心の中で褒められても頭グリグリ許さないからな！！！？？？