辛辣な彼らの心の声が見れるようになったのだが、相当溺愛されていた件について【名探偵コナン】 (ページ5)

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「で、結局所持金は……」

(コナンくんめ…僕を空気にしてAと話すとはいい度胸だな)

そこの2人って不仲なの？それとも降谷くんだけがコナンくんのこと嫌ってるの？とりあえずコナンくん逃げて！！！！！

「ゼロ円！！！ゼロ円です！！」

「…食い逃げしに来たんですね」

(そんなゼロを連呼するなんて…顔が緩んでないか不安だ…)

「嘘です1000円はあります」

降谷くん安心して、顔まっっったく緩んでないから。これのどこが緩んでんだよって思うぐらい緩んでないから。

「ここのお店のサンドイッチ、何円か知ってますか？」

(なんて答えるのか…Aの事だし5万とか言いそうだな)

「5万ですかね」

「馬鹿ですか？？？？」

(まさか本当に当たるとは…Aの一番の理解者だな僕は。)

だから2人ともその発想なんなの？？なんで一個あってただけでそう大袈裟になるの？不思議で仕方ないよ私は！！！

「ここのサンドイッチ、380円なんですよ」

(だから是非食べてくれ。そして僕への好感度上がってくれ)

「……あ！！！電話だー！！！すみませんちょっと席外しますね！！！」

なるほどこれは実に平均な体を持つ私を肥やせよう&好感度アップさせようという作戦だったのか。最近食べすぎててちょっとやばいので降谷君の思い通りにはさせないよ。残念だったな！！！！！わっはっは！！！！

心の中で高笑いをしながら電話がかかったと嘘をつき、席を立つ。

「…………そのままお金払ってお帰りください」

(頼む待て！！！待ってくれ！！！これじゃあ僕の計画が台無しじゃないか……！)

「安室さん、Aお姉さんは払えるお金が無いんだよ」

(電話とかぜってー嘘だろ。丸わかりだっつーの)

いやおもろ。笑い堪えるのに必死になりながら梓さんにお会計頼んだ。

「次来る時は普通の脳みそを持ってから来てくださいね」

(まさか僕の言葉を真に受けたのか…？…はぁぁああぁ………嘘だと言いたい…嘘だと言って引き止めたい……引き止めてそのまま抱きしめてしまいたい…)

「安室さんほんと辛辣ですよね殴りますよ」

「そしたら僕が殴り返しますね」

(それはもうご褒美)