辛辣な彼らの心の声が見れるようになったのだが、相当溺愛されていた件について【名探偵コナン】 (ページ24)

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気まずい沈黙が流れる。だってまさかほんとにやらかすとは思ってなかったんだもん。ジョークかと思ったんだもん。弁償ってなん円払えばいいんだもん。もう何もわかんないもん。

「まあまあ、そんなに気を病まないで。大分前からあったヒビですから」

(そんな悲しそうな顔をするな。僕まで悲しくなるだろ？)

「…ほんとですか？」

「えぇ、本当です。ですよね、コナンくん」

(頭のいい君なら分かってくれるはず…)

「うん！！そのヒビは……こ、ここに入ってきた野良猫が暴れ回った時に出来たものだよ！！」

(これでいいだろ安室さん…！嘘だとバレてねぇといいけど…)

嘘だったんかい。私マジで壊したんかい。悲しんでた私を慰めるためにこんな嘘ついてくれたんかい。…ちょー優しいじゃん。なにそれ泣いちゃいそう。

「…色々ありがとう！！！！」

「急にどうしました？頭でも打ちました？」

(こちらこそいつも癒しをありがとう)

「Aお姉さん、人に感謝すること出来るんだね」

(Aさんこそいつも俺に癒しをくれてありがとな)

発言は可愛くなくても心の中は可愛いこと知ってるからね。お姉さんちゃんと知ってるからね。時々結構腹立つけどでもお姉さんちゃんと知ってるから！！！！！！！

「安室さん、サンドイッチとカラスミパスタとカルボナーラとケーキください」

「まだ肉をつける気ですか…」

(ハムサンド……！！！！ようやく僕の夢が叶うぞ…！！！)

「ちょっと黙って」

渋々といった様子で立ち上がり、去ってゆく降谷くん。
机の修理費として全然足りないと思うけど、たくさん注文して利益をあげよう作戦でございます。横でコナンくんから白い目で見られてますかなし。

「コナンくんも食べるの手伝ってね」

「なんで食べきれないって分かってるのに頼んだの…」

(Aさんにあーんされるイベント発生しねぇかな。)

そんなイベント一生発生しません。

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新作のお知らせです。

不良少女、白バイに乗って飛んでゆく【名探偵コナン】

不良少女と松田さんの絡みが多いお話です。
不良少女、その名の通り不良なので口が悪いです。