辛辣な彼らの心の声が見れるようになったのだが、相当溺愛されていた件について【名探偵コナン】 (ページ22)

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「おいうるせぇぞA」

(このガキ…早速Aになにかしでかしたんじゃねぇよなぁ？)

「ちょっと何？早速Aちゃんなんかやらかした？」

(こどもがうちのAちゃんに手だすとか何事？？？あー…もうこの男牢屋に入れてもいいかな)

「…すんません。」

確かにうるさかったね私。すごい視線感じる。……というかしれっと私の前に立つね2人共。2人のせいでキッド……快斗くん見えないよ。身長差憎む。

「煩くしてわりぃなうちのAが。こいつ普段からうるせぇんだよ」

(まぁそこがいいんだけどな。反応でかいヤツっておもしれーからすき。)

「へ、へぇ～……」

(お前はAさんの親か！！！！！！)

いやそれな、と快斗くんに頷く。しれっと乙女ゲームの主人公が言うような言葉吐かないでくだせえ松田くん。

「でも俺はそういう人嫌いじゃねーぜ？見てておもしれぇもん」

(AさんとかAさんとかAさんとか。)

「我慢しなくていいんだよ～？キミ、本当はうるさい子嫌いだろ？いやそーな顔してるし」

(こりゃ無理矢理にでもAと接触する回数減らすしかないな…いつAにオチるかさっぱりわからんしよ)

「してねぇよんな顔！！！」

(こいつ何でたらめ言ってんだよ！！！！嫌そうな顔？逆だっつーの！！！喜びかみ締めてる顔の間違いだろ！！！)

あ、なんかちょっと安心した。ほんとにそんな嫌そうな顔してるのかなって不安になっちゃったけどそんなことなさそうで。よかったよかった。嫌われてなかった。

「だから我慢すんなってハギが言ってんだろ。早くお言葉に甘えて松田くんと席交換してくださいって言えや」

(てめぇみてーなガキがAと話すなんて500年早いんだよ。Aの制服姿を拝むのもな。)

「なんでこうなったのかわかんないんだけど…？？」

(転校生怖え～……こんな目付き悪ぃ高校生いてたまるかよ…つかお前らにこの席誰が譲るかよ。後ろにAさんいんだぞ？死んでも譲らねえ)

「ちょっとじんぺーちゃん？？？黒羽くん、じんぺーちゃんのいうことに耳貸したらだめだよ。萩原くんと席交換してくださいって言いな」

(俺とAちゃんのイチャイチャラブラブライフ、親指しゃぶって見てな)

快斗くんが可哀想に見えてきました。成人男性にこんな攻められるとか私なら泣いてるね