辛辣な彼らの心の声が見れるようになったのだが、相当溺愛されていた件について【名探偵コナン】

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「安室さーん！！こんにちはー！！」






カラカラカラと客を知らせる鈴の音と共に可愛らしい少年の声が響いた。あぁ、あの生意気な推理少年かとぼんやり思いながらカラスミパスタ最後の一口を食べる。数秒後、梓さんがおかわりの珈琲を持ってきてくれた。うん、実に美味である。





「ゲッ…」




(っしゃ！！Aさんいんじゃねえか！！ポアロ寄って良かったー！！)





「ゲッってなんだゲッて……」






まるで私を嫌っているような…と口から出かけたが、それは目の前の生意気少年コナンくんの頭上を見てすぐに唾とともに飲み下された。この子にも文字現れてる！！！





「A姉さん仕事クビにされたの？」



(今日って平日だよな。俺も学校だったし…)




「クビにされてないよ。お姉さんは今日お休み貰ってたんだよ」




「…ふーん、お姉さんには労働がお似合いだよ」



(くっそ……俺も今日熱のフリして休めばよかった…。そしたらもう少しAさんとの時間が増えたかもしんねぇのに…ッ！)



「怖いよ怖すぎるよコナンくん」






というか君、心の中では口調違うんだね。まるで男子高校生みたいな感じ。もしかしたら中身は男子高校生だったりして！！！…なんちゃって。






「安室さんアイスコーヒー1つ頂戴！」




(あ〜〜それにしてもほんとに猛暑だな…。背中汗びっしょりで気持ちわりぃ…)





「分かった、すぐに持ってくるよ」




(ちゃっかりAの隣座って…、Aの隣と正面の席は僕のものというのを今度しっかり教えなきゃな)






それ私も初耳なんですが。私の許可無く勝手に決めないでください。






「Aお姉さんもアイスコーヒー？」






「うん。コナンくんと同じだよ」






「そうなんだ！僕てっきりAお姉さんはアイスコーヒー飲めないと思ってたよ！」





(Aさんはアイスコーヒーよりカフェオレみたいなイメージだったからな〜…好きなのかなアイスコーヒー)




「大人舐めないでよね。私アイスコーヒー大好きだから」




「…僕と同じなんだ…」




(Aさんもアイスコーヒー好きなんだ！！好み一緒とか俺ら合いすぎだろ、脈アリか？これ)




「ガッカリすんなコノヤロウ。」






アイスコーヒーが好きってことしか合ってませんけどねコナンくん。私推理小説もレモンパイもあんま好きじゃないよ。

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