辛辣な彼らの心の声が見れるようになったのだが、相当溺愛されていた件について【名探偵コナン】 (ページ16)

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「はは、かなり辛辣なことを言うのですね。」

(やべえ心に穴空いた。だいぶ傷ついたぞおい)

「辛辣？当たり前のことを言っただけなんだけどね」

(相変わらず余裕そうな顔してるな…というかキッドってこんなに若いんだ)

キッドって見た目大人びてる割には中身学生感溢れてる。
ギャップ？ギャップが凄いのかな。ポーカーフェイス！って感じだけど本当は表情豊かみたいな。

「んてか怪盗さん、あーたいつまでここにいんすか」

きゅうりを頬張りながら聞く

「貴方の心を奪うまで…ね、」

(奪ってもずっとここに通い続けるけどな！！！！今度は彼氏として玄関からゆくぜ！！！)

それもう一生じゃん。ずっと私の家にやって来るってこと？恐ろしいんだけど。諸伏さんの顔が。

「…A、こういう男は絶対チャラいから近寄っちゃダメだよ。鍵は閉めてできる限り会話しないように」

(地味にかっこいいからな…。Aが惚れてしまう可能性がないとは言いきれない。それに恋敵増やしたくないし…)

「わかったママン」

(ダメだ～～～～！！！！！！この男の言うことは聞くなA？さん！！！！てか名前可愛い。ママンって言うのも可愛すぎる。犯罪級)

ほんとにこれキッドの心の声なの？爽やかポーカーフェイスの裏ではこんなに荒ぶってるの？

「ママンじゃない。景光ね」

(ママン呼びも充分可愛いしアリだけど！！でもやっぱ下の名前で呼ばれたい！！！萩原や松田やゼロよりも先に…！)

「……はーい、景光くん」

「……………………………………………ウン、」

(今日命日だ)

「……」

(は？ご褒美すぎるだろ羨ま。俺も快斗くんって…快斗くん……快斗…快………想像したら鼻血出てくんなこれ)

私この状況どうすればいい？名前呼んだだけじゃん。そんなになるとは思わないじゃん。そんな沈黙訪れるとは思わないじゃん。

「諸伏くんちょっと石化しないで」

「…あ、あぁ、ごめん。…というかまた諸伏に…」

(あれは心臓に悪い。悪いけど幸せすぎて心臓に悪い。もうほんっとに…………好き…)

「私的にこっちがしっくり来るみたい」

そう言ってお酒を飲み、ちらりとキッドに目をやる。

「…快斗くん」

「………っ！？！？？！！？」

ポーカーフェイス、飛んでった。