元同期、死刑宣告される。【警察学校組】

解説 ページ44

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まず、瑞原Aは幼少期に虐待を受けていました。それは警察学校に入学するまでずっとです。そんな不憫な日常は、中学2年の夏、秋宮駿斗と出会って一気に変わります。


秋宮駿斗のおかげで瑞原Aは徐々に今の生活が悪くないと思えるようになるのですが、ある日、秋宮駿斗とAがいつものように公園で話をしているところ、とある男2人組に秋宮駿斗が襲われます。その現場にたまたま居合わせていたAは、咄嗟にその2人の頭を学生鞄の中に入っていた辞書で何度も何度も叩きつけます。次第にその2人のうち1人は死に、もう1人は意識不明となります。Aは初めてここで殺人という罪を犯してしまいます。

たまたま通りかかった人がその現場を見て警察に通報し、暫くして警察がやってきます。Aは僕のためにやってくれたと秋宮が庇い、なんとかAは牢屋入りにならずに済みます。(このことは死へのカウントダウン14日目にほんの一部だけ書かれています。)


が、これは秋宮の罠だったのです。秋宮はとある男2人組に予め自分を襲うよう言い、Aに殺人を起こさせるよう仕向け、そして犯した犯罪に懺悔する彼女に、秋宮駿斗を救う＝犯罪行為ではないと、慰めによく似た洗脳をしたのです。ちなみに意識不明になった男は、Aに秋宮駿斗が殺人犯であることを教えた、パンが嫌いな男です。

そして時が経ち、秋宮駿斗はAを間接的に殺す計画を立てます。それは、彼女を今度こそ悪人にして、死刑にさせること。自分が誰かに殺されれば確実にAはその3人組を殺すという絶対的確信を持っていました。そのため、とある3人組に自分を殺すよう頼みます。案の定、その計画は上手くいきました。


結果、秋宮の望み通り死刑宣告されたA。しかし歪んだ愛を持つAは、秋宮が自分が死ぬのを望んでいるとしると、今すぐ死にたくなりました。彼の望みを今すぐにでも叶えたかったのですそして自決したというわけです。

降谷零もAにどこか歪んだ感情を持っていました。因みにこれは最後の最後に思いついたので特に解説はないです。

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