元同期、死刑宣告される。【警察学校組】

死へのカウントダウン4日目 ページ23

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「そちらの毛布は私が受け取ります。後で渡しますね」






毛布が全然アクリル板の下の方にある隙間に入ってくれない。私は諸伏さんに手渡しされたいの。そして先にその毛布を触りたいの。意味わかんないと思われそうだけど至って正常でございます。






「それじゃまるでお前に渡してるみてえじゃねーか。」





そうだそうだー！と馬鹿らしく賛同し、もっと言ってやれー！なんて言う。みんなも賛同してる。いいね協調性。松田さんナイスだよ





「でも仕方ないですよね。だってアクリル板越しじゃなきゃ顔合わせられないんですから」





なんか今日ゴリラ警察キレてる？？





「じゃあそのアクリル板を君が外してくれないか？生憎僕でも無理だったんでね」





降谷さんもおこだ。降谷さんは拳で突き破りそうなイメージ。




「出来るわけないでしょう、そんなこと。相変わらず暴論ですね」





「暴論ってめっちゃ言うね！好きなの？その言葉」




たしかに。と萩原さんの言葉にウンウンと頷く。後で頭グリグリされそうゴリラ警察に。やめとこ。




「…出禁にしますよ」





「お前ら静かに」





「………」





後でゴリラ警察にゴリラ警察の愚痴言っちゃお。頭ぐりぐりでもかかってこいや！せいや！






「みんな色々ありがとね」





私のためにやってくれて私のために怒ってくれて。あれ、そう言えば盗聴の件から思いっきり話題転がされたな。まあいいけど。可愛い毛布貰えたので十分満足！






「何もしてないのに？助けることすら出来てねぇよ俺ら」






「毎日ここに来てくれるだけで助けになってますようへへ」





おっときもい笑い方をしてしまった。落ち着こう。





「…なぜ君のような人が…」





「秋宮くん嫌われすぎですよね。仇とったら死刑！もうちょっと考えてくれてもいいのに！」




沈黙が訪れる。 あ、もしかして私の勘外れた？てっきりなぜ君のような人が死刑なんて…って質問かと思って言っちゃったんだけど






「ふ、面白いな、まったく」






多分外れてた…けど、そう言われて嬉しいので良しとしましょう。満面の笑みでそのお言葉受け取らせていただきますね。

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