※いのありの秘密７

まさかのおまえも？！２７９ 大変だ… ページ10

(病院)
大ちゃんサイド



大:『ﾊｧﾊｧ…まﾊｧ松岡先生！』


松:「あ、有岡さん？！」


やっぱり

やっぱり

嫌だっ！！


大:「さﾊｧﾊｧさっきのﾊｧテストの事で…」


松:「とりあえず…落ち着きましょっか(ﾆｺ」


伊:「だﾊｧﾊｧ大ちゃん！」←


薮:「あっﾊｧﾊｧ…すみません笑」←


みんな息が上がってる…

あっ！俺が急に車飛び出して走ったから

追いかけてきたんだ…



(診察室)
大ちゃんサイド



大:「さっきのテスト…嘘つきました…」


伊:「テストぉ？」


薮:「嘘？」


水飲んだりしてみんな落ち着いたところで

診察室に通された


松:「気にしなくても大丈夫ですよ」


大:「えっ…？」


松:「本心を書かない人もたくさんいます」


大:「そうなんですか…」


同じような人いるんだ…

それでも助けを求めてくる人もいる

そう先生に言われた…

俺も…


伊:「気になってたんだねぇ」


薮:「車に乗ったときずっと考え事してたもんな」


大:「先生…」


松:「はい」


大:「俺、空貴のこと可愛いと思えないんです…！」


今思ってること

思ってしまうこと

わからなくなっていること

伊野ちゃんとの関係…

全て先生に話すことにした

もちろんすぐ近くにいる伊野ちゃんと薮くんは

驚いてる…


大:「全然可愛いくない…可愛いと思えないよ…！！」


松:「…ご飯は食べていますか？」


大:「食べてないです…」


松:「空貴くんにミルクは」


大:「飲ませてません…」


伊:「ごめっ…薮…」


『ガラガラガラ』


俺の本心を聞いた伊野ちゃん

耐えきれなくなったみたいで

部屋から出ていっちゃった…


松:「話してくれてありがとうございます(ﾆｺ」


大:「えっ…怒らないんですか？」


松:「どうして怒るんですか笑…話してくれただけで嬉しいですよ」


本当のことを言ったら怒られると思ってた…

ずっと親としてダメな事言ってるのに…

先生は笑顔でありがとう…って

正直びっくりした…


薮:「せ、先生！あの…大ちゃんは」


松:「産後うつですね…。大丈夫です！治療をしたら治りますよ」


大:「全然自覚なかったです…」


松:「そういうものですよ」


薮:「気づけなくてごめんな…」


大:「…ｸﾞｽｯ…うっ…」←泣


ずっと苦しかった…

笑えないし、嫌なことばかり考えちゃうし…

空貴のことも……

産後うつ…聞いたことあったけど

まさか俺がなるなんて…


松:「早速治療を始めましょう」


大:「お願いします…」

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