※いのありの秘密７

まさかのおまえも？！２８４ 大変だ… ページ15

(病院)
大ちゃんサイド



伊:「ねぇ、さっきの違うよ…って何だったのぉ？」


大:「あー…えーっと…」


伊:「…知念との話聞いてた？」


大:「聞いてた…」


伊:「あっ！聞いてたのねぇ〜笑」


あれから病室がうるさくなって

いたくなくて…伊野ちゃんのとこ来たら

知念と2人で話してた…

泣きながら自分を責めてる伊野ちゃんを見るのが

耐えきれなくて…思わず叫んじゃった…


大:「1番近くにいたのに気づけなかった…って言ったじゃん？」


伊:「うん…」


大:「本当に…近くにいた？」


伊:「ほぇ？」


大:「いなかったよ…」


伊:「えっ…んぅ？…いなかっ…た…？」


大:「だって伊野ちゃん山田達を支えてあげてたじゃん…」


覚えてないの？

俺は子育てですっごく大変だった…

でも、山田もつわりが酷くて大変だった…

経験してるからアドバイスをしたりして山田達を支えてあげてた

だんだん手伝って欲しい…って言えなくなってきて

気づいたら誰にも手伝ってもらわず1人でやってた…

こうなってしまったのも自業自得…


伊:「あっ…ご、ごごごごごめん！！！」


大:「違うの…頼もしかった…」


伊:「…ほぇ？」


大:「先輩パパとして助けてあげてたんでしょ？」


伊:「でも…1番大切な大ちゃんを…」


大:「俺は伊野ちゃんのそういうとこが好きだよ」


伊:「だ、大ちゃん…？」


大:「ﾌﾌｯ…まぁ、正直嫌いになったけどね」


伊:「…だ、大ちゃんが笑ったぁ〜！！」


大:「へぇ？」


伊:「よかったっ…もう見れないと思ってたっ…」←泣


大:「ちょっ…なんで泣くの」


泣き出しちゃったんだけど…

俺…そんなに笑うことも出来てなかった？

どうしよ…全く覚えてない…

でも、伊野ちゃんすっごい喜んでる…


伊:「ほんっっっとうにごめんねぇ〜！！」


大:「俺も…ちゃんと言えばよかった…」


伊:「近くにいないんだもん…言えないのは当たり前だよ…」


大:「…今度からは我慢せずに言ってもいい？」


伊:「言って言ってぇ〜！どんどん言っていいよぉ〜！！」


大:「ありがとう…」


言いまくって伊野ちゃん困らせてやろうかな…

なんてね！そう思えるほど優しく応えてくれた

正直…子育てのために仕事休まず

山田達のために休んでるときが

本当に辛かった…

このことも話した途端…


伊:「大ちゃぁ〜ん！！」


大:「うっ…！」


伊:「可愛いなぁ〜！本当にもぉ〜♡」←


大:「ちょっ…やめてよ！」


抱きつかれた…

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