乃木坂46とわたし。続

#あやめとわたし。/涙は心の薬。 ページ34

筒井side


レッスン帰り、私は、Aさんと2人で並んで歩いていた。

大好きなAさんと2人きりで舞い上がっていたのだと思う。

だからあんなことに…



「今日めっちゃハードだったね…！」

筒井「はい。キツかった…」

「あやめ危ない！」


たわいもない話をしていると、突然大声が響いた。

私、階段から落ちたんだ。

けど、床に打ちつけられる感覚はなく、代わりに誰かの腕の感覚がした。



筒井「Aさん…？」


目を開けるとそこには倒れているAさんの姿が。

その後Aさんは救急搬送された。



賀喜「あやめん、大丈夫だよ。」

筒井「でも、わたしのせいで…」

賀喜「そんなことない。それに、あやめんがそのまま落っこちてたらAさん、すごく後悔したと思うよ。」



放心状態の私を見てマネージャーさんが呼んでくれたかっきーは、優しい言葉をくれる。



『三好さんの付き添いの方ですか？』

賀喜「はい。Aさんは大丈夫なんですか？」

『一命は取りとめました。しかし、昏睡状態に陥っており、あとは生命力にかけるしか…』

筒井「え…」



涙を零す私の手を握ってくれるかっきー。

けれど、涙は止まってくれない。



賀喜「大丈夫。信じよう、Aさんを。」




筒井「Aさーん、おはようございます。」



次の日、私は1人でお見舞いに行った。

ああ、なんでこんなことになっちゃったんだろ。

告白、しようとしてたんだけどな…

そう思うと、また涙が溢れる。



筒井「Aさん、好きです。」

「ふふ、私も好きだよ。」



大好きな声が聞こえ、顔を上げると、そこには屈託のない笑みを浮かべるAさんが。



筒井「え、Aさん？大丈夫なんですか！？」

「ふふん、私なめんなよ〜！」

筒井「うう、良かった〜…」

「ほらほら、泣かないの。」


よしよし、と私の頭を撫でてくれる。



「良かった。あやめに何も無くて。」

筒井「あの、さっきの…」

「ああ、本当だよ。私はあやめが好き。」

筒井「え、嬉しい…！」

「私と付き合ってくれますか？」

筒井「はい！」



今度は、私がAさんを守ります。


to be continued…



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彩香さんリクエスト！

紅白歌合戦、「シンクロニシティ」を歌うんですね！

やったー！

(*´∇`)ﾉ ではでは〜

ぱん。

#柚菜とわたし。/でれでれ。→←#麻衣とわたし。/硬い殻のように抱きしめたい。

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