乃木坂46とわたし。続

#七瀬とわたし。/西の国から来たお嬢さん。 ページ26

西野side


「七瀬、ちょっといい？」



一人の楽屋で暇していたら、ドアからひょこっと顔を覗かせたA。

Aからのお呼び出しなんて、なんだろ？

変な事はしてない…はず。



「あ、のさ。七瀬とは初期からポジションが近くて、仲が良くて…」


密室で二人きり。

かと思いきや、昔の話。

え、A、卒業するの？



一抹の不安を抱きながら話を聞く。



「初めましてお嬢さん西の国から〜♪」



唐突すぎやしませんかAさん。

え、歌い始めたんだけど…？

怖いなぁ、怖いなぁ。(

えっとこの曲は…「ロメオ」？




「その名はジュリエッタ〜♪」

西野「えっとあの…？」

「ごめんね、急に。でも、これが私の気持ちです。」



え、つまり告白ってことだよね…！？



西野「えっと…ななも、Aのことが好きです。」

「っ！？じゃあ、付き合って、くれますか？」

西野「はい。」


ななの初恋、やっと報われたんだ。



「うわー、緊張したー。」



ふう、と一つ息を吐くといつも通りの空気感に。

シャツの襟を団扇のようにして扇ぐ姿は、なんともエ 口い。



西野「ねぇ、なんでロメオ歌ったの？」

「え、あー、何となく。…メンバーに聞いて回ったなんて言えねぇ…ﾎﾞｿｯ」

西野「何か言った？」

「いや？なんでもない。」



ごめんね、本当は聴こえてたよ。

イケメンキャラをそうやって取り繕わなくても…



西野「ななは、格好良いAが好きやけど、たまには、格好悪いAも見せてくれないと不安になる。」

「っは、七瀬にはバレバレだな。」



私の王子様は、そんな所もひっくるめて格好良いです。


to be continued…


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彩香さんリクエスト！

はい、主人公イッケメーン。(

ちょつぴり中性的な女の子、を意識しました！

(若様)



(*´∇`)ﾉ ではでは〜


ぱん。

#遥香とわたし。/ふかふかのベッドではもう夢なんて見られない。→←#みなみとわたし。/優しさが仇となる。

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