七話 ページ9
某日、私は特に意味もなく部室で本を読んでいた。
タイトルは"K荘の密室殺人事件"、内容はありガチな探偵モノだ｡主人公の探偵が､何かしらの依頼で宿に呼ばれて事件に巻き込まれる……｡はっきりいって見飽きた。
「Aクン。ソレ、オモシロイ？」
『10点中5点くらい。』
「オモシロイノカナ……？」
『普通。』
「ソッカ」
うちのポッパー君はあの…タブレットの人に色々弄られて感情表現が豊かになっている。そもそもロボットに感情があるのか分からないが。
『……。』
「どうした？」
『急に居るな、怖いだろ。』
「次から気を付ける。」
本の内容に頭をひねらせていると、いつの間にか居たドラコニアが、私が持っていた本を覗き込んでいた。ノックぐらいしなさい。
『いや、気になる事があってだな｡』
『この、犯人なんだが……』
私は犯人のセリフを一行指さした。犯人はいわゆる、"オタク"と言われる口調で話していて、犯人な事がバレたら口調が変わるかな、と思っていたんだが……。
「"ドゥ…w声出た､小説家かなんかですか？"……？」
「何とも、奇怪な喋り口調だな。」
『流石にこの期に及んでこの喋り方はやめて欲しいんだが……。』
『なんか、萎えると言うか…著者を助走つけて殴りたくなると言うか…。』
「ここは法治国家だ、抑えろ。」
続く
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なはて(プロフ) - ぽんぺんさん» ありがとうございます！！！！！！！！亀より遅い更新ですが見守っててくださると嬉しいです！！！！！！ (12月26日 0時) (
レス) id: d17e4cd6ee (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぺん(プロフ) - 新作も素敵すぎて即お気に入りしちゃいましたはなてさんのペースで更新頑張ってください！！！ (12月21日 8時) (レス) id: fc3f27b29d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなて | 作成日時：2023年12月21日 1時
