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二話 ページ4

同日の午後、私は学園に慣れるため兼生徒会役員の募集を募るために植物園に来ていた

ここはあったかくて、日差しがちょうど良くて、最高の勉強場所だ

『よっこいしょ…っ…』

「いだッ」

『ん?』

適当に腰を下ろした場所から何やら三葉虫を潰した時のような声がした、ここには声が出る草があるのかな

「おい、いい度胸だなァクソガキが」

『図体がデカいだけで器も脳みそも小さい人に言われたくないな』

『誰だ貴様は名乗れ』

「テメェが名乗れ」

『はあ、調子に乗るなよレオナ・キングスカラー』

「知ってんのかよ」

『当たり前だ、生徒会長なるもの全員の名前と顔を暗記しなくてわな』

「なんで名乗れつったんだよ……」

『素晴らしすぎる私を見て自分を見失ってしまってないかなと』

「そんなわけないだろ」

「てか、なんだ生徒会長って」

『良くぞ聞いてくれたキングスカラー』

『耳の穴かっぽじってよおく聞け』

メガネをクイッとカッコ良く直し、咳払いをしてネクタイを直す

「前置きなげえよ」

『ではこちらの資料をご覧下さい』

「もう突っ込まねえからな」

『生徒会と言うのは……』


一時間半後〜


『という訳です、どうだ?理解出来たかキングスカラー』

「つまり学園を支配しようとしてンだな?」

『そう!私はこの学園をゆくゆくは征服し、理想の正義を作るんだ』

「……」

『私の正義がみなの正義であるからな!その為の第一歩として私は生徒会を作ったと言う訳だ!』

「…」

『ぐずっ……』

「あ?おい、なんで泣いてんだ」

『わだじのっ…演説がっ……素晴らしぐで…っ』

「おい、泣き辞め、勘違いされんだろ」

「レオナさー……ん…?」

「なに女泣かしてんスか!あ〜、もう終わりッスね…」

『おんなじゃないっ…』

「声低……」

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なはて(プロフ) - ぽんぺんさん» ありがとうございます!!!!!!!!亀より遅い更新ですが見守っててくださると嬉しいです!!!!!! (12月26日 0時) (レス) id: d17e4cd6ee (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぺん(プロフ) - 新作も素敵すぎて即お気に入りしちゃいましたはなてさんのペースで更新頑張ってください!!! (12月21日 8時) (レス) id: fc3f27b29d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はなて | 作成日時:2023年12月21日 1時

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