“アヴェンジャー”ズ (ページ15)

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仲直りページ15

Aside
ピーター「A……」

『ミラ、誰も入れないでって言ったでしょ。なんでピーターを通したの？』

ミラ【エラーが発生した為扉のロックが無効となっています。セキュリティ回復まで30分のダウンを開始します】

ミラが自分でエラーを起こしたって事か。

『何しに来たの、ピーター。散歩？』

僕はピーターの方を見ずにそう告げた。

ツカツカツカッ、ドサッ

ベッドに腰かけていた僕の方に歩いて来たピーターは僕を押し倒した。

『…………なんのつもり？昂ってるなら専門の子が』

チュッ

僕はピーターに口を塞がれた。

それもピーターの唇で。

ピーター「泣かないでよ」

『は？』

さっきから視界がぼやけてしかたがない。

頬を伝う何かが口の中に入る。

それはしょっぱくて飲めたものでは無い。

それを見たピーターは親指でそれを拭き取った。

ピーター「僕の我儘で君を1人にして泣かせちゃった。ごめんね、A。僕が君の事なんにも知らないから勝手に嫉妬して君を苦しめた」

ピーターはそう言うと優しく僕を包み込んだ。

こんな事されたのは初めてだからどうしていいのか全く分からない。

ピーターの背中に手を回すべきなのか、それとも引き離すべきなのか、そんな単純な事も僕は分からなかった。

ピーター「……………しても、いい？」

ゆっくりと抱きしめる力が弱まると思ったらピーターはそう僕に聞いてきた。

『………良いよ、此処には君と僕しかいない。君しか考えられない体にして』

僕はピーターに体を預けてその後に来る快楽に浸った。