【歌い手】A day with___ 3 【短編集】

→ ページ4

.




物販で買うもの買って、ついに開場30分前。
私は今年も一人で参戦な訳だが、何故か今の今まで整理番号を見ていない。というか封筒を開けてすらいない。
何故かって？忙しかったんだよ！
てか行ければ何番でもいいわ！みたいな気持ちがあるし、そこまで気にしていなかったんだけれど...

手の中にあるチケットに書かれた番号

『5』

...いやいや待って聞いてない！！
何この神整番？！！？！やばいやばい最善余裕じゃん！
てことはもう並ばないとじゃんか！やマジでやばいて。

どうせ今年も最後の方だろうと踏んでいたからまだセンラに電話してないし！
と、とりあえず電話。したらすぐに並ぼう。そうしよ。

スマホを操作してセンラにかける。



セ『もしもし？』
貴「もしもし、今は大丈夫なの？」
セ『ああ、今髪やってもらっとるもんで大丈夫やで』
貴「そっかー、あ今年はちゃんと物販で全部欲しいの買えたよ！」
セ『おお！よかったな！そんなAちゃんは今年何色のペンラを振ってくれるのかな？』
貴「赤」
セ『ヒ ド イ』
貴「何を今更」



ま、冗談だけどね。黄色も振るよ。当たり前じゃんね。言わないけど。



貴「てか久しぶりに声聞いた気がする」
セ『まーライブで休みの日おらんしな』
貴「たしかに」
セ『何、寂しかったん？』
貴「アホ、自惚れない」
セ『ちぇー』
貴「まあ、少しだけね、じゃ、じゃあ頑張ってね！」
セ『えちょ』



本音を言ったら恥ずかしすぎて切っちゃいましたよやらかした。
ってそんな後悔してる暇はない、並ばねは！！！

→→←小さなカノジョ_リターンズ【センラ】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す