脳ある獣、呼べども夜は怒れることを忘却し

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・「殺す」が口癖であり、本人も「品がない」と口に出すのを抑えてはいるようだが、ついつい出してしまうこともある。なお彼女の場合、直接的な表現や冗談としてだけでなく、比喩表現、自身の感情表現の一種として使うこともある……というか、むしろそういう使い方の方が多いので注意。

【その他】
家族構成：両親、弟
好きなもの：誰かの話を聞くこと、頼ってもらうこと、ジャンクフード
嫌いなもの：勉強、努力
得意なこと：他人の地雷原の上でタップダンス、社交ダンス
苦手なこと：計画を立てること

・はるか昔から続く高位貴族である、格式高きフルーレティ家の長女であり次期当主。極力避けてはいるようだが、時々お家事情で仕方がなく授業を休むことも。出席日数で失われた分の内申点は、その他でカバーしているので問題ないとのこと。まあ、生徒会に選抜されるほどなのだから、その言葉に嘘偽りは無いのだろう。

・幼い頃は病弱で、ベッドからもろくに降りれない日々を過ごしていた幼少の彼女(現在は健康そのもの)。毎日使用人や家族の話を聞くことが楽しみであった。しかしそのせいで弟に構う者はほとんどおらず、弟と彼女の間には微妙な溝ができたまま。

・本来は夜型人間。そのため仕事も勉強も真夜中にやるので、実は毎日寝不足。低血圧で寝起きもかなり悪く、毎日ギリギリまで寝ている。明日はちゃんと起きよう、と思っているのだが、結局また夜更かしして寝坊する。

*フルーレティ家について
前述の通り、古くから続く伝統のある貴族の一族。自らの格式高い血筋に誇りを持ち、どの時代も民を守護してきた。しかしその反面悪評高くもあり、“呪われたフルーレティ” “悪魔のフルーレティ” “魔のフルーレティ”等、多くの不名誉な名でも知られる。
「悪魔と契約した」「悪魔の血が流れている」「人を喰らい生き永らえている」と根拠の無い噂が絶えず、主に他の貴族には忌み嫌われている。勿論、そんな事実は一切ない。
また、「フルーレティ」という名も本来は悪魔の名前。しかし彼らの屋敷の最奥、悪魔の名に似合わぬ、異様に目立った純白の扉の部屋だけは頑なに家族以外の人間の侵入を拒む。曰く、「天使様がおわす場所」、と。
その部屋では、数年前根源魔法の酷使によって倒れたアダムの母が眠っている……との噂がある。あくまで使用人の間での噂ではあるが。

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