Actor&Voice 4

アンナチュラル ページ18

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-9話-



4人でカフェテラスで話している。


久部「あれから、ずっと静かっすね。」

三澄「大人しすぎて、気持ち悪い。」


久部「また解剖室いるみたいですけど、いいんですか？」


三澄「まぁ、必要な証拠は採取したんだし。

検査結果でるまで何もするな。ていう方が、酷じゃない？」


東海林「なんっか調子狂う…。」

三澄「ん？」


東海林「傍若無人で、むかっつくオラオラ男が

…恋人殺されて、ずっと一途に犯人おってたなんて…。

どんな目でいたらいいのー？」

折谷「ホントにそれですよ。」


三澄「いーんじゃない？今まで通りで

中堂さんはそういう過去がなかったとしても、傍若無人のオラオラ男だよ」

東海林「あはっ、そっかー笑」


三澄「それに、同情なんかしてたら必要なこと言えなくなるし、
なにかあったときに留めることができない…。」


東海林「なにか？」


折谷「中堂さん、犯人見つけたら殺すつもりなんです。」


東海林「え？！」

久部「それをしたくなる気持ちは分かるんすけど…。

俺、やっぱ、人殺す中堂さん。見たくないな…」

折谷「…私も。」



東海林「でもそれが、中堂さんの唯一の望みだったとしても？」

三澄「その望みはきけないよ 。殴ってでも阻止する。」

東海林「殴るの？」

三澄「ぶん殴るよ！

六郎がね」

東海林「六郎が？」

三澄「そん時はよろしくね。」



久部「がんば、頑張ります。、はい。」


窪田正孝が弱々しくガッツポーズを見せる


折谷「でも、本当にぶん殴りたいのは
犯人ですよ。」


Aが食べかけのメロンパンを握り潰す。


久部「ちょ、のんちゃんパン可哀想」
A「あ、ごめん。」


三澄「でも、そうだよね。何人もの人生奪って、
社会に紛れて、何食わぬ顔で生きてる。



…本当に、どこにいるんだろ。」




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