鬼殺隊の貴方を好きになる[竈門炭治郎] (ページ43)

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三十九話ページ43

煉獄さんと別れ、しのぶさんに町を案内されつつ色々見て回った後、蝶屋敷へと戻ったら、どうやら訓練は終わったらしく静かだった

「ただいま、アオイちゃんこれお土産！急にしのぶさんと出掛けてしまってごめんね」

と私は甘味処で買った(しのぶさんが買った)お土産のお饅頭を渡すと「話はしのぶ様から聞いてましたから大丈夫ですよ」と受け取り、「皆さんで食べましょう」とお茶を入れてくれた

なほちゃん達も呼んで仲良く食べた後

「ではこれを炭治郎さん達にも渡してきて下さい」

とアオイちゃんは三人分のお饅頭とお茶がのったお盆を私に渡してきた

言われたまま私は竈門くん達の部屋に行くと、随分静かで

「竈門くん、善逸くん、伊之助くん…？」

「あ！灯里ちゃん！どうしたの？」

善逸くんが私に気付き、声をかけてきたのだけど、他の二人は何だがグッタリしたようにベッドに倒れていた

「お饅頭持って来たんだけど、どうしたの？二人共…」

「分からないけど…訓練から戻ってきたらあんな感じになって今は寝てるよ」

「訓練で疲れたのかな？お饅頭…要らなかったかな…」

(疲れてるのに無理に食べさせる訳にはいかないよね…)

「そこの棚に置いててくれる？起きたら食べるように言っとくからさ」

善逸くんがそう言うので私は言われた通り棚にお盆を置き
そして私は善逸くんと少し話す為に椅子に座った