検索窓
今日:16 hit、昨日:6 hit、合計:112,183 hit

三十八話 ページ42

「うわぁ!なんですか!この美味しそうなあんみつは!」

しのぶさんとやってきた甘味処はとても人気があるらしく、人が沢山いて賑わっていた
人気のメニューはあんみつだそうで、私としのぶさんもそれを注文すると
やってきたのはとても美味しそうなあんみつで
白玉団子に粒あん、寒天にフルーツが乗っていて私も思わず目が輝いてしまった

「では頂きましょうか」

「はい!」

一口食べると、もっちりした白玉団子に甘さ控えめの粒あんが口一杯に広がる

(美味しい!)

「しのぶさん、私こんなに美味しいあんみつ食べたの初めてかもです!」

「ふふっ私もです」

と私のしのぶさんが二人で食べていると、

「胡蝶ではないか!それと灯里もいるではないか!」

「あら、煉獄さんではないですか、珍しいですね甘味処へ来るなんて」

「弟の千寿郎に何か買っていこうと思ってな!寄ったのだ!」


声をかけてきたのは炎柱の煉獄さんだった
弟さんに何か買っていこうとここの甘味処へ寄ったみたいで

「胡蝶達が食べているのはあんみつか、うむ!千寿郎にはあんみつを買って行ってやろう!」

私達が食べているあんみつを見て煉獄さんもあんみつをお土産に持っていく事を決めた

買った後は
少し話をする為私達の座る長椅子に腰をかけ

「灯里はこの時代には慣れたか?」

「皆さんとても親切に教えてくれたりしてありがたい事に少しずつですが慣れてきました」

「それは良き事だ、俺も出来る限り灯里が元の時代へ帰れる様、力となろう!」


「煉獄さんは強くて頼れるお方ですから、きっと心強いですね!勿論私も力になります」


「煉獄さん、しのぶさん、ありがとうございます…!」


私はうるっとし涙が出そうになったけど、グッと堪えてあんみつを食べた

三十九話→←三十七話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カリン | 作成日時:2020年11月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。