二十四話 ページ28
竈門くん達が那田蜘蛛山へと行ってから、一週間程経った
初めは那田蜘蛛山迄は遠いんだろうなとか行って帰ってくるまで時間がかかるんだろうなとか考えて居たけど、流石に一週間程経ってくるともしかして何かあったのかなとか考えるようになって居た
(竈門くん達大丈夫かなぁ……)
私はと言うと、この時代での生活に慣れる為に、おばあちゃんに色々と教えてもらっていた
いつ元の時代へ戻れるか分からないけど、ここに居る間はこの時代の生活に慣れないといけないし
服は相変わらず制服のみだけど、何処かへ行くわけでもないので、そのままでいいかと考えた
そして、日差しが当たる縁側でお茶を飲みながら、日向ぼっこをしていると、忍者の格好したような謎の二人組が私に声をかけてきた
「あの、天川灯里さんで間違いないでしょうか?」
「はい、そうですけど…何か?」
「会って頂きたいお方が居ます!一緒に来て頂けますか?」
「は、はぁ……」
忍者の格好した人の背中には[隠]って漢字が書いてあって、鬼殺隊の滅って漢字では無かった
(ん?ってかなんで私の事知ってるんだろう…?)
私の事は竈門くん達しか分からないのに、しかもここに居る事もなんで知ってるのかな?
私は疑問だらけだった
「では、この駕籠に入って頂けますか?私達が運びますから」
と籠の様な物に人が入り、二人で運ぶ、時代劇でよく見るやつが私の目の前にあった
(初めて見た…時代劇で殿様とか姫様とか運ぶやつだよね?これ)
私はおばあちゃんにお礼をいい、リュックを背負い、駕籠に入ると
「では行きます」
と私は運ばれて行ったのだった
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作者名:カリン | 作成日時:2020年11月22日 22時