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二話 ページ3

ドサッ!!!

強い衝撃が身体中に走った

「いった…」

何とか頭だけは打たなかった、けどあんなに長い階段から落ちた割には私の身体は強い痛みだけで済んでいる

(随分、私の身体ってタフに出来てるかも…)

と思って身体を起こし、辺りを見ると、見た事ない風景が視界中に広がった

(あれ?私確かに階段から落ちたはず…だよね?)


自分で自分に問いかける
私が居たのは閑静な住宅街が広がって居て、私の家は高い場所にあるから、階段を登らないと行けないはずなのに、自分が今居るのは、静かで古民家の様な家が広がって居て、何故か夜だった

(夕立ちが降っていたよね?夜?)

人1人居ない、静かな夜で古民家の並ぶ道の真ん中に私は居た
けど私の制服は濡れてるし、確かに雨が降っていたのに、空には綺麗な月が見えていた


「ここ…何処…?」

誰かに聞きたい、けど誰も居ない
一体、私は何処に来たの?

(まさか、打ち所が悪くて死んだとか?ここは天国とか?)

いや、ないな
天国だったら多分もっと雲の上で虹がかかってて、自分には天使の輪が頭に付いていて、羽が生えている!


と混乱している時に、ズリズリッと不気味な音が聞こえた

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作者名:カリン | 作成日時:2020年11月22日 22時

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