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一話 ページ2
西暦2×××年
そこは鬼や化け物なんて居るはずのない時代
「じゃあまたね！灯里！」
「またね！」
学校が終わり放課後、友達と別れた私は行きつけのスーパーへと寄る
(今日は特売日だから買って帰ろうっと！)
カゴを持ってあれやこれやと買うものを選び、そして中に入れる
(あっ！このチョコ安いじゃん！このクッキーも！)
安くなってるチョコやクッキー、キャンディ等沢山買う
明日学校に持って行く為だ
レジを済ませ、持参したエコバッグに詰めて、お菓子はリュックに詰めて、私は店を後にする
(今日はキャベツ安かったし、スープでも作ろうかなぁ)
なんて呑気な事を考えていた
親を事故で亡くし、1人暮らしになった私は初めは慣れない家事に戸惑ったりしたけど、今じゃあ、随分と慣れた
将来、好きな人と結婚して家族が出来ればいつかは自分がしなければいけない訳だし、今から練習しておけば大丈夫だろうといい方へ考える
家までの道のりを歩いてると、急に夕立ちが降ってきた
(急に雨！？早く帰らないと！)
早く帰ろうと早足で長い階段の道を駆け抜けようとした時、足を滑らせて私の身体は宙を舞った
(やばっ！足を滑らせた！)
このまま落ちると私頭か身体のどちらか強く打って死ぬの？
そんな事が頭をよぎった
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作者名：カリン | 作成日時：2020年11月22日 22時
