怠惰に沈む【楽園への到達法】

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《運命は堕ちた(La caduta del destino)》

［発動可能条件］
対象がティミドの認識範囲内に入った時。認識とは、目視は当然の事、対象が発した音を耳にした場合や、対象が放った魔法を認識した場合も、対象を認識した事とする。

［効果］
《奈落への招待(Invito all'abisso)》によって眠っていない者の身体能力や魔力等を弱体化する。研究員やエンジニアの計測の結果、凡そ80％の弱体化であると確認された。

魔力量の弱体化は、魔力所有上限そのものを弱体化させる為、魔力を回復させる何らかの手段を取ったとしても回復出来ない。同時に魔力放出量にも弱体化がかかる為、魔法の威力も弱くなる。

肉体面では、身体能力弱体化に伴い重力への抵抗も弱体化する。その為、重力に耐えかね膝をつく者も多い。そうでなくとも立っているので精一杯であったりする。当然の様に体力や握力その他様々な要素が弱体化の対象であり、まず真面な戦闘は不可能になる。

弱体化はティミドの意思か《奈落への招待》で眠りにつく事によって解除される。それ以外の手段では解除は出来ないが、身体能力の弱体化はバフをかけまくる事で一時的対処にはなる。
弱体化を根本的に無効化する事は出来ない。あくまでバフをかけて±０にするだけである。

発動の際、頭上に藤色の魔法陣が現れ、霧の様なものが対象を包み込み、２秒程で晴れる。

［デメリット］
《奈落への招待》によって眠っている者には効果が無い(それ以外の方法で眠っている者には有効)。
バフをかければ±０に出来る上に、直接的ダメージを与えられるものではない為、致命的な損傷を与えられる訳ではない。
重ねがけは出来ない。その為、現時点では80％を超える弱体化は不可能との計測結果が出ている。

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