怠惰に沈む【楽園への到達法】

魔法について ページ24

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【魔法】
《壊れたパンドラの箱(Apri la scatola di Pandora)》

［発動可能条件］
対象を視認した時。視認は裸眼でも良いし、望遠鏡等の仲介物を通しても問題無い。

［効果］
相手の情報をゲームのステータス画面の様にして、自分にだけ見える形で表示する。他者にその情報を共有しようとすると、画面を見せる事は出来ない為、口頭で伝えるか何かに写す必要がある。

画面には、「体力量」「魔力量」「使用魔法」「使用武器」「現在の身体状態」「敵性存在か否か」「出身平行世界」が表示される。

「体力量」「魔力量」は俗に言うＨＰバー・ＭＰバーの様な形で表される。
「現在の身体状態」は所謂バッドステータス。
敵性存在である場合は赤色、非敵性存在である場合は緑色、どちらともつかない場合は青色で表される。

「使用魔法」は通常であれば名称のみの表示だが、より魔力を消費すると別画面に詳細が表示される。

本人が『イカれモード』と呼ぶ強化状態では、対象の攻撃力や防御力に加え、過去や性格、果ては対象の出身世界の詳細まで、かなり広範囲の情報を得る事が出来る。

発動の際、両目に黒い魔法陣が浮かぶ。

［デメリット］
表示出来る時間は最大20分。
一度使用した相手には72時間再使用出来ない。
脳に重負荷が掛かり、発動終了後に激痛が走る。場合によっては気絶する事も。
強化状態になった後は、使用後48時間《壊れたパンドラの箱》が使えなくなる。

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