怠惰に沈む【楽園への到達法】

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■“EGO”
ロボットに統治されず、自我を持つ知的生命体としての本来の生き方を取り戻す事を目標とするレジスタンス。在籍人数は14人で、年代はバラバラ。森林区画の傍に木製建造物の拠点を置く。ログハウスをイメージすると判りやすい。

自分達の世界が異常である事を認識している為、Caforthには協力的。こんな世界で家畜の様に生きるくらいなら世界消滅と共に滅んだ方がマシ、という思考。

食糧等は農業区画や水産業区画からくすねている。ログハウスの中にはＡＩによる管理がされない代わりに旧性能の家電がある。それでも『イデア』の世界並の水準。

魔法は多少使えるが、あくまで生活に役立つ分のみ。戦闘に使う様な魔法は不得手。躰も戦闘用に鍛えてはおらず、筋肉の付き方も作業用で戦闘には向かない。



■“ADORAZIONE”
『怠惰の災厄』を世界の特異点と認識し、崇拝する事でこの世界から救われようという宗教的レジスタンス。在籍人数は11人で、年代はバラバラ。居住区画の郊外にコンクリート製建造物の拠点を置く。一般的な数階建てビルを思い浮かべると判りやすい。

自分達の世界の在り方を嫌悪するが、それに順応せず独自に生きる『怠惰の災厄』を特異点であると考え、彼を崇拝する事で自らも世界の特異点となり救われようとする。その為、崇拝対象である『怠惰の災厄』を討伐しようとするCaforthには敵対心を剥き出しにする。在籍者全員が所謂狂信者。

食糧事情等は“EGO”と大差無いが、少し多めにくすねて一部を『怠惰の災厄』に献上している。尚、自主的な行動でありティミドが要求したものではない。

魔法は戦闘用にも鍛えているが、Caforth職員には少々及ばない。しかし、リーダー格の人物はCaforth職員にも並ぶ実力者。対人戦闘も鍛えており、割と面倒な存在。



■『怠惰の災厄』と人類
人々が屋外に出る事の無い現状で、ティミドは殆ど他者との関わりを持たない。居住区画の郊外に居を構えるが、差程意味は無い。生前から其処に家がある為利用しているだけ。

割と近い位置に拠点を持つ“ADORAZIONE”の在籍者とは２週間に一度程会話をする。食糧の寄付の為だが、彼らは自らの狂信者的部分を見せない為、「理解出来ない善意の持ち主」と仮定している。

偶に遠出して“EGO”に会ったり、中央区画で“VANGELO”と会話したりしている為、一部の人間或いはＡＩとは知己である。

【研究員】ディレット・イスティトゥート→←├

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