怠惰に沈む【楽園への到達法】

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【災厄の権能】
これまでに奪った命の数に比例して身体能力が大幅強化される。現在、その膂力は５メートルの大岩を片腕で持ち上げ、脚力は100メートルを２歩で進む。

又、五感も強化され、現在ティミドの視認範囲は凡そ半径500メートルである。聴音範囲は凡そ半径300メートル。常人では気付かない様な些細な空気の振動ですらも、強化された触覚により気付ける。その所為で、ティミドの魔法発動に関係する認識範囲はとてつもなく広い。
普段は蓋をする様な感覚で常人程度まで抑えている。

奪った命は所有するカンテラに集められており、その炎が消える(溜めた命を使い尽くす)と【災厄の権能】は無効化される。だが、300年以上の時の中で殺した人数は数知れない為、その心配は当分無いだろう。

Caforth内においては《怠惰故の暴虐(Violenza dovuta all'ozio)》と呼称する事がある。


【性格】
何事にも関心を示さない無気力。無気力症候群の進化版みたいな感じ。恐らく、自分の死の瞬間にすら「嗚呼、死ぬんだ」以外の感想は抱かないだろう。無気力を通り越して完全に異常者。

感情面が未発達故に、自他の喜怒哀楽を学術的な意味でしか理解していない。「こういう反応をしたから恐らく喜んでいる」「こういう態度の時は“怒り”だった筈」という風にしか考えられない。

“退屈”という感情すらも認識出来ないが、無意識下で退屈を紛らわせる様な何かを求めている節がある。普通の人間の枠に当て嵌らない“強い”人間には僅かながら関心を持つ(尚、本人は無自覚)。

人を殺す事にすら感情は動かない。邪魔をする者には対処をしなければ、という一種の使命感で動いている。死にたくない訳ではないと本人は言っているが、恐らく無意識下で死を避けているのだろう。

常識や感情に欠ける分、知識欲が並より大きい。迂闊にティミドの興味を引いたり疑問に思われたりする事柄を口にすると、彼が納得するまで質問攻めに遭う。

↓長ったらしく書いたけどまとめ。

自分の感情を自覚出来ていない無気力症候群みたいな異常者。人の感情は学術的な意味で認識。“強い”人大歓迎。死ぬのは怖くないけど何か嫌。邪魔する人には対処しないと。知識収集家。

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