第7話 監視と笑顔 ページ7
。
自己紹介をした。この2人と
エースとサッチ…あと何人かいたな…
えーっとイゾウ?とビスタ?と…待て、多すぎないか
流石に覚えきれないもしれないよ?
そんなこと思いつつふと視線を感じる
この感じは……監視か
私の予想が当たっていれば金髪だろうなぁ
現にあの人の視線はエースよりも鋭かった
確か……マルコだったっけ
番傘からさり気なく視線を向こうに向ければ、こちらをじっと見ていた
あの人だけは私をまだ疑ってるのかもなぁ…
いや、あの人に限らずか
何人かは私を受け入れてくれたけど数人はまだ許しちゃいない、そんな感じだ
人付き合いはこれだから嫌なんだ
簡単に言うと腹の探りあい
ちょっとでも怪しい動きや、尻尾を出せばすぐさま何を仕掛けられるか
――分かったもんじゃない…
「雛麗！」
明るい声がふっと横から聞こえる
視線を向ければ、エースがいた
ってかもう私の名前を呼んでる…私もだけどさ…
人懐っこいのか只単に人付き合いが上手いだけなのか
笑顔で私の名を呼ぶ
「今晩宴を開く」
「はい？」
宴？なんで？
聞けば、私の歓迎会らしい
いや小学生か。転校生の歓迎会ですかコノヤロー
「いや歓迎される年齢でもないし…」
「なんだなんだ恥ずかしいのか〜?
こういうのは若い内に楽しんでおくもんだぜ?」
横からやってきたフランスパ…サッチ
いや若いうちって…20歳だけどさ
「10代の内に経験しとくのもありだぞ」
ふと声がすれば、いつの間にやら横にイゾウさん…が
え？いやいや
「いや、あの…私20歳なんデスケド…」
そして静まり返る
いやなんでよ
そして周囲にいた人間全体が
「えぇぇぇぇっ！？」
という大声と共に目玉を飛び出させていた
すごいな!?どうなってんのそれ
むしろこっちがええええ!?だよ
「マジかよ!?雛麗ちゃん20!?」
「俺と同い年なのかよ!?」
皆さん、私の年齢いくつだと思ったのですか…
ため息が溢れ出る。これ何回目だ…
銀ちゃんにも言われたよ…
「にしては小さいよな…」
とサッチが見下ろす
因みに私の身長は167cm
そんなチビというほどではない、と思う
むしろ大きい方だと思うんだけど
無駄にここの船員が皆大きいだけだと思うんだけど
「エース、お前身長いくつだっけ?」
「185だ」
巨人?
銀ちゃんよりデカイじゃん
うわー…早々ここでやっていけるか不安になってきた
「関係ねえさ、お前はもう仲間なんだ!
な!!雛麗!!」
そう言うと満面いっぱいに、エースは笑った
…凄く嬉しそうに
。
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さなら(プロフ) - ゆーなさん» ありがとうございます!!とても嬉しいでお言葉です……! (2022年8月25日 6時) (
レス) @page45 id: 2837963d9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - とても面白くてハマりました！続きが気になります！ (2022年2月28日 23時) (レス) @page40 id: 83b0960623 (このIDを非表示/違反報告)
さなら(プロフ) - みぃさん» わーーありがとうございます!!(;_;)その言葉がとても励みになります!コメントありがとうございました!! (2019年9月21日 13時) (レス) id: 9060a73daa (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - この作品とても大好きです！更新頑張ってください。応援してます。 (2019年6月10日 22時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)
さなら(プロフ) - ラナさん» わーありがとうございます！；；はい！これからどんどん面白い展開にしていきたいと思います!!頑張ります!!(*´`) (2019年6月2日 4時) (レス) id: 9060a73daa (このIDを非表示/違反報告)
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