第35話 路地裏の会話 ページ35
。
船が港を経ち、1週間が経過した。
私達は次の島に向けての航路を進んでいた。
そしてその途中、小さな孤島を見つけて休憩がてら着港した。
人は住んでいるようで、市場も賑やかだった。
都市のような場所はなく、村が転々と島の山々にあるようだった。
様子を見て、私とエースとマルコの3人で島の探索へと向かった。
海軍の見張りの可能性も侮ってないけないとか。
この世界にも大分慣れてきた。
けれどまだ帰る手立てはない。
それどころか事例が無いようで、方法も分からなかった。
「この島は至って平和に見えるけど…やっぱり海軍もこういう島も見張ったりするの?」
「平和な島だからこそ海賊に目を付けられる可能性が高いんだよい」
「俺達は違うが…島の食料や財宝、資源とかを目当てに島民を襲う奴らっていうのも現れるからな」
なるほど…納得はした。
エースとマルコは前回と違い、少しだけ気を張った感じだった。
そんな中…
きゅるる…
と小さな腹の虫が鳴った。
「………私だ」
「さっき食ったろい…」
「動けば減るのヨ」
流石のマルコも呆れた様子で私を見る。
だって仕方がないじゃないカァ
「仕方ネェ…ほら、これやるから何か軽く食ってこい」
「俺達で島の探索はしとくからよ!」
マルコに1000ベリーを貰い、エースに見送られながら私は颯爽と島の中心部にある街へと足を急がせた。
10分後、買い物を終えて港通りを歩いていた。
「買いすぎたか…しかも…」
何故か分からんけど私はりんごを大量買いした。
「…まぁいいか。身体には良いし…」
最近は甘いものばかり食べすぎていたからたまには果物でお腹を満たすか
大袋に入ったりんごを一つ取り出し、かじりつく。
シャクッと爽やかな音を立てて、口いっぱいに甘みが広がる。
お腹が減っていればどんなものでも美味しいものだ。
…ダークマターは別として
食べ歩きながら、船へと向かっていた時だった。
路地裏の方、男数人の話し声が聞こえた。
「…でよ……これが凄い金額になるかもしれねぇらしいんだ」
「そうなのかよ!?でも未知数だろ?どこで発見されたのかさえも分からねぇのに…」
「だからこそレアものなんだっつうの！もし天竜人の目に止まれば5億ベリー以上は稼げるぞ！」
なんだなんだ、トレジャーハンター的なあれか?
そう思いながら、通り過ぎようとした時だった。
「この夜兎族っての！高く売れるぞ！」
………！？
。
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さなら(プロフ) - ゆーなさん» ありがとうございます!!とても嬉しいでお言葉です……! (2022年8月25日 6時) (
レス) @page45 id: 2837963d9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - とても面白くてハマりました！続きが気になります！ (2022年2月28日 23時) (レス) @page40 id: 83b0960623 (このIDを非表示/違反報告)
さなら(プロフ) - みぃさん» わーーありがとうございます!!(;_;)その言葉がとても励みになります!コメントありがとうございました!! (2019年9月21日 13時) (レス) id: 9060a73daa (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - この作品とても大好きです！更新頑張ってください。応援してます。 (2019年6月10日 22時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)
さなら(プロフ) - ラナさん» わーありがとうございます！；；はい！これからどんどん面白い展開にしていきたいと思います!!頑張ります!!(*´`) (2019年6月2日 4時) (レス) id: 9060a73daa (このIDを非表示/違反報告)
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