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第7話・共にすごした日々 ページ8

岡部side

戻ってきた兼近は酷いものだった。

フラフラとしていて、足元もおぼつかない。

まぁ、無理もないのだが。

「兼近、俺も辛いけどさ、松陰寺さんにはそう思われていたんだ。それだけの関係だったんだよ、な?忘れよう」

彼を励ますために心にもないことを言い、言ってから自分まで傷ついた。

忘れられるわけが無い。

それは彼も当然同じだったようで、

「忘れられるわけないじゃないっすか!!あんただって、ずっと一緒にいた先輩なんっすよ?!そんな簡単に諦めきれるもんなんすか?!どこのどいつかもわからんやつに…インジさんが…」

「…。すまん」

「俺らといた時のあの笑顔は全部偽物だったってことかよ?相棒だってキメ顔しあったのも、
優しそうに見つめるあの瞳も、全部全部演技だったってことかよ?」

溜まっていたものが溢れ出すように兼近は叫んだ。

「俺だって…松陰寺さんのこと、尊敬してた」

俺だって。俺だって辛い。









あんなに沢山、一緒に針を回したのに。





最初っから、狂っていたなんて。





楽しかったあの日々は、こんなにもあっさり消えてしまうものだったとでも言うのだろうか。







「どうして………」

第8話・見切り発車→←第6話・彼の手の温度



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梵天ぼんちゃん(プロフ) - おや!そうだったんですね。良かったです。ありがとう御座います。 (2021年8月26日 18時) (レス) id: 77110d258d (このIDを非表示/違反報告)
アシA - ご心配おかけして申し訳ございません!これから少しずつ書かせていただきますね! (2021年8月26日 18時) (レス) id: 26f7606c1b (このIDを非表示/違反報告)
梵天ぼんちゃん(プロフ) - 初めまして、梵天と言います。興奮してめちゃくちゃはまりました。続きが気になって仕方がないのですが、お元気にお過ごしされてるのですか?つづくのでしたら、楽しみに待ってまするね (2021年8月23日 1時) (レス) id: 77110d258d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アシA | 作成日時:2021年5月24日 15時

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