第3話・冷たい手は ページ4
兼近side
「おはよー。…ん？ちゃん美希何読んでんの？」
「あ、兼近先輩。おはようございます｡
これですか？なんか占い的なやつです」
「へぇ〜俺にもやらせて！」
「いいですよ｡じゃあ手､触らせて下さい」
「手？いいけど」
「失礼します…｡おっ､冷たい…」
待て、この絵面はやばくないか？
なんか流れで手ぇ繋いじゃってる?!
「ちゃっ､ちゃん美希 ､もーいい？」
「へ？あ、あぁすみません」
パッと手を離した美希巡査の耳は､少し赤かった｡
「で？何を調べたの？」
「えと､手が冷たい人は心が暖かい人っていう説です」
「なぁーんだ､よくあるやつじゃん」
「まぁそうですね…あっ、岡部先輩おはようございます」
「おはよう。2人揃って何してんの？」
「べー岡さん､手触らして下さい」
「はい､何すんだ？」
「冷たい…」
「だから､何してんだよ？」
「あ、えーと…………」
ｰｰｰｰ
「なるほどなぁ」
「手が冷たい人は心が優しい人？」
「優しい人と温かい人って違う気がしません？」
「確かに､言われてみると｡じゃあ暖かい人ってなんだ？」
「………幸せな人？とか？」
「あー！それいいかも！」
「穏やかな心の人ですね」
「うん、解釈的にはそんな感じでいいんじゃないか？」
「あ、そしたら松陰寺さんとかめっちゃ冷たいんじゃないですか？」
「確かに！インジパイセン――ってあれ？」
「いないな…｡いつもはこの時間にはいるのに」
「って！やば！もうこんな時間！」
時計を見るやいなや､俺達は一斉に動きだした｡
にしても､松陰寺先輩､どこいったんだろ？
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梵天ぼんちゃん(プロフ) - おや！そうだったんですね。良かったです。ありがとう御座います。 (2021年8月26日 18時) (
レス) id: 77110d258d (このIDを非表示/違反報告)
アシA - ご心配おかけして申し訳ございません！これから少しずつ書かせていただきますね！ (2021年8月26日 18時) (レス) id: 26f7606c1b (このIDを非表示/違反報告)
梵天ぼんちゃん(プロフ) - 初めまして、梵天と言います。興奮してめちゃくちゃはまりました。続きが気になって仕方がないのですが、お元気にお過ごしされてるのですか？つづくのでしたら、楽しみに待ってまするね (2021年8月23日 1時) (レス) id: 77110d258d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アシA | 作成日時：2021年5月24日 15時
