宿敵トノ出会イ ページ3
…それはいつもと変わらない日のはずだった
いつも通り家に帰って、
いつも通りご飯を食べて、
いつも通り寝るはずだった日
だけど崩れ去った
『父さん…?母さん…?』
??「…なんだ…娘も居たのか…おいお前、私は今から貴様を喰う、何か言い残したいことはあるか?」
ドスッ!
私は咄嗟に台所の包丁でその男を刺した…だが
??「ほう…恐れずに向かってくるとは…気に入った…お前には私の血を分けてやろう…」
そう言い放つとその男は自分の指を口に入れてきた
『!』
そして口に突っ込まれた指から送られてくる鉄臭い味、血だ。
『そ…だったらあなたの血を思いっきり吸ってあげる!』
そう言った私は指に噛みつき、思いっきり血を吸った。せめて一太刀という思いで
??「何っ!?くっ、離せ!」
その男は予想外の行動に手を振り払おうとした
だけど私は何故か手を掴むことが出来た
まるで「人」じゃないみたいに
次の瞬間、指だけではなく手首から先を丸々引きちぎることが出来た、一瞬何が起こったのか、分からずに困惑していた。
??「キサマ…まさかもう血が馴染んできているとでも言うのか…」
そして男の手首は再生した
私は戦慄した、そして確信もした、
こいつは「人」ではないと
その男の手を腹に収め、再度襲いかかる、そして首に噛み付くことが出来た、さっきの現象からしてこの男の血には何かあるのだろう。
??「チッ!」
不意を突かれたのか男は舌打ちをした、そして首の動脈から、思い切り、吸った。
ドクン!
『ッ!!!』
全身をほとばしる激痛、熱、その苦しさに私は身をよじらせ、苦しみの声を漏らした。
『ガッ!ア“ア“ア“!グアアア!』
苦しい、灼けるように熱い
??「…まぁ不意を付かれはしたが、その血の量だ、体は耐えられまい。」
体?何を言っているんだ?
そういえばウチに泊めてった人がこう言ってたな…
「夜には人喰い鬼が出ますので、藤の花を家に植え、夜には戸締りをしてください。」
あの時は冗談だと思っていた、だけどこの現状、私の状態、こいつはその人喰い鬼だろう。
『絶対に…耐え抜いて…お前を殺す…!』
??「そうか…私の名は鬼舞辻無惨だ、生き残っていたら覚えておくのだな…」
『鬼舞辻…無惨…』
そこで私の意識は途絶えた
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はい、という訳で第一話、
ぜひご感想をお願いします〜、ではでは〜
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長寿の狐こんこん(プロフ) - スマホを変えた為に別垢より作者がコメント致します、この作品は凍結しました、申し訳ありません (2020年11月20日 0時) (レス) id: a0b501d659 (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - ちょぉぉぉ面白かったです更新頑張ってください! (2020年4月18日 20時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バトラー | 作成日時:2019年10月7日 1時