1話後半「残り32日」 ページ3
〜風邪を引くぞ、とカラットさんが〜
〜お城の超端っこの屋根に雨宿りさしてくれた、なんて彼氏感...!〜
貴「いいんですか、お城の...端っこにいて」
カ「まぁ完全に中に入ってないからな、それに...」
貴「それに...?」
カ「例え罪人でも女が風邪引く姿なんて、男の俺でも許さないからな」
貴「へぇ...」
〜なんて彼氏感っ!!(2回目)〜
カ「あっ俺他の頼みもあるんだった。じゃあな」
貴「はい、ありがとうございました」
カ「あと、あん時はすまなかった」
貴「大丈夫です」
〜あの時とは、まぁちょっとカラットさんがマジギレしたんですよ(2弾を見てね)〜
〜カラットさんは真っ黒な翼を生やし、遠くに飛んでいった〜
〜実はカラットさんは烏にもなれる不思議な力(?)がある〜
貴「...あ、雨ちょっとやんできてるな」
貴「牢屋に戻らなきゃ行けないのに道知らないんだよなぁ...」
〜そう、罪人専用の通路があるんだけどそれがどこにあるのかわかんない〜
オ「おい489番。牢屋に戻るぞ」
貴「あ!番人さん!」
〜久しぶりに罪人番号言われた気がするw〜
〜私は1度番人さんの事を倒そうとした罪と〜
〜まぁ暗殺などなど汚れた仕事をしたので捕まっているのだ〜
〜雨がサァァっと降ったりやんだりしている〜
オ「...服、結構濡れてるな」
貴「まぁ結構走ったりなんだりしたからねぇw」
〜と、言っていると雨の雫が私の身体に当たってないような感じがした〜
貴「番人さん、優しいね」
オ「うっさい、罪人の濡れてる姿なんて見たくないからな」
〜なんてちょっと酷い言葉を言いつつ〜
〜番人さんは悪魔のような黒い羽で私のことを雨から守ってくれた〜
貴「番人さんが風邪引くんじゃない?w」
オ「馬鹿は風邪を引かないって言うんだろ」
貴「ははw番人さん意味ちゃんと知らないんだwww」
オ「...?」
〜なんて話しながら移動してる〜
オ「あと32日か...」
貴「え?今なんて?」
〜聞き取れなかったけど、番人さんの目は〜
〜どこか険しく、寂しそうな目をしていた〜
残り32日
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作者名:キリ(6人格) | 作成日時:2017年8月17日 14時