13話前半「21日目」 ページ36
・牢屋・
・夜0:33・
貴「あ、カラス...」
カラス「カァ!カァ!」
貴「ん?こっち入っても何もないよ?」
〜暇すぎてボーッとしていると1羽のカラスが来た〜
〜カラスに会話している自分が恥ずかしい...〜
カラス「ほぅ?それは残念だな?」
貴「え?喋った?おま、喋った?!」
〜瞬きをしたら見覚えのある顔、カラットさんがいた〜
カ「ったくここは相変わらず汚ねぇな」
貴「カラッ!」
カ「おっと大きい声は出すなよ?」
〜ビックリしすぎて大きな声を出しそうになると〜
〜私の口はカラットさんの手で塞がれた〜
カ「わかったか?」
貴「ふぁい...」
カ「ならいい」
〜手を離すと私の唾液が付いてないか確認した〜
〜気持ちはわかるが失礼だと思うのは私だけか?〜
貴「あのさっきカラスがいたんですけど...」
カ「ん?あぁ、あれは俺」
貴「え?は?」
カ「お前覚えてねぇの?俺一応烏人間だからな?」
カ「俺らエリート執事は動物になれる能力あっからな?」
カ「まぁたまたま世界の出身が一緒なだけの話だがな」
貴「あー、言ってた気がする...」
カ「って、俺はそれを言うために来たんじゃなかったわ」
貴「え、そうなんですか?」
カ「当たり前だパフォーマンスみてぇなの見せに来てねぇ」
貴「じゃあ何しに...?」
カ「お前にとって聞いて驚く話かもだと思うが...」
カ「まぁ聞いてくれ」
貴「なっなんですか?」
カ「ちょい耳貸せ」
貴「あの、私耳はちょっと...」
カ「噛み殺されてぇのか黙って聞くかどっちがいい?」
貴「黙って聞きます...」
〜心臓がドキドキうるさいし〜
〜耳がくすぐったいけど黙って聞いた〜
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作者名:キリ(6人格) | 作成日時:2017年8月17日 14時