愛と憎しみ ページ10
イスナーンの拳を覆っていた手をそのままピアスのある左耳に移動させる
セリア「戦いが終わったら伝えたいことがあるって言ってたわよね・・・」
セリアの声は少しずつ弱々しくなったいた。もう本当に限界なのだ
イスナーン「っ！そんなこと今はいいだろ！！お前の体の方がっ！」
セリア「お願い、聞かせて・・・。もう、目がほとんど、見えなくなってるから・・・」
涙を流すイスナーン。セリアの手を掴み・・
イスナーン「・・・・・っ好きだ！愛してる！お前のこと、誰よりも！」
その言葉を聞いたセリアも涙を流し微笑んだ
セリア「あぁ、すごく嬉しい・・・。やっと、聞けたあなたの気持ち、ありがとう・・・」
イスナーン「セリアっ・・・・！」
イスナーンはセリアをきつく抱きしめる。そして口付けた。
セリアは少し驚いたように目を見開くが、すぐに受け入れ目を閉じる
イスナーンは更に強くセリアを抱きしめた。いなくなるなと言うように、強く、強く。
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だが、その願いは叶わない・・・・
イスナーン「セリア・・・・・・？」
その声に答える者はいなかった
イスナーン「あ・・・うそだ！」
部屋の外からバタバタと足音が響く
シバ「セリア！！」
勢いよく開けられた扉からシバやウーゴ、神杖の魔導師たちが
しかし、イスナーンには彼らの声が聞こえてすらいなかった
イスナーン「なんでっ！どうして！！！」
その日、1人の魔道士がルフへと還った。強く美しく、誰よりも理想郷を作ることを願った魔道士が・・・・・・・
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なぜ、世界は彼女を救わなかったのだろうか・・・
彼女は誰よりも平和な世界を願っていたはずだ。
「それも、運命だと言うのか・・・あいつがいなくなったのも運命の導きだと・・・・」
ならば、それを恨もう。それを否定しよう。
「たとえ、ソロモンが上書きしたものだとしても」
彼女を奪った世界を、運命を・・・・
イスナーン「俺は運命が憎い！！！」
そして黒き魔道士が生まれた・・・・
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亜雫 - 続き見たいです、頑張って下さい！ (2017年3月30日 19時) (
レス) id: 95f8c775ab (このIDを非表示/違反報告)
ルン・カルルナ - すみません！！！！つい、癖で､2連続になってすみません！！！あと、続きを楽しみにしてます！！！ (2016年11月26日 9時) (レス) id: d232e25f07 (このIDを非表示/違反報告)
ルン・カルルナ - 続きが見たいのです！！！私は､楽しみにしてるのです！！！ (2016年11月26日 9時) (レス) id: d232e25f07 (このIDを非表示/違反報告)
ルン・カルルナ - 続きが見たいのです！！！私は､楽しみにしてるのです！！！ (2016年11月26日 9時) (レス) id: d232e25f07 (このIDを非表示/違反報告)
セリア(プロフ) - きさっちさん» イスナーンは若い頃がカッコよくて！！それを友達に言っても共感されないという残念さ！これからも頑張ります！！ (2016年7月31日 0時) (レス) id: ee117ed2fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨキ | 作成日時：2016年7月19日 10時
