不安 ページ7
イル・イラーの空間から出たシバたち。魔導士たちは自分たちに起きたことがわからず、ざわざわと動揺していた
「ソロモン王は・・・・何をしたんだ！？」
ソロモンは平等な世界を築くためにルフを全ての生命谷分け与えた。だが魔導士たちは、それを良しとは思っていない
イスナーン「平等だと？このありさまを見ろ！」
魔法を床に放つ。普段の威力であればその場はボロボロになるはずだが、今は床に当たりはじけただけだった
イスナーン「俺たちは以前のように魔法を使えない。神が封印され魔力が送られてこない。確かに平等になったさ。人間は他の種族同様に自分の体の中のルフから送られてくるちっぽけな魔力しか使えない存在になったんだ。」
「だが・・・・魔導士がその程度の力じゃ・・・」
「危険じゃないか？これから先の世界はより悲惨な戦いの止まぬ修羅の世界になるのではないか？」
魔導士たちの顔が不安に歪む
シバ「いいえ、そうはならないわ。」
ワヒード「どういうことじゃ？シバ。」
シバ「ルフが白く光っているでしょう。これにはソロモンの意志が宿っているの。すべての生命体に幸せに生きてほしいという、あの人の意志が。」
その場に羽ばたくルフは白く美しい色で輝いていた
イスナーン「じゃあ・・・俺たちは「運命」から解放されたのか？」
アルバ「違うでしょう、シバ。」
シバ「アルバ・・・・」
今まで黙っていたアルバが声をあげる
アルバ「『運命』が消えたわけじゃない。ルフの宿る意志が神からソロモン王に代わっただけさ」
「・・・・・！？ つまり・・・俺たちはまだ「運命」の監獄に支配されている・・・「神」ではなく今度はソロモン王の「運命」に・・・・！！」
その場さらにざわつく。魔導士たちはソロモン王に対する疑念をさらに深める
イスナーン「俺は「運命」というものを受け入れられない・・・！！俺たちは自分の意志で生きるべきだ。」
ワヒード「あの時苦しみながら死んでいった者らのルフは「神」と共に奈落へ封印されてしまったではないか！！」
ファーラン「もう同じじゃないアル。」
そうだ・・・・・俺たちはがまんならない。「運命」の存在そのものが・・・！！
「そうだ、ソロモン王は傲慢だ！！」
「いいや、ソロモン王は理想郷を作ったのだ。」
シバにはその議論がとても醜いものにしか見えなかった
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亜雫 - 続き見たいです、頑張って下さい！ (2017年3月30日 19時) (
レス) id: 95f8c775ab (このIDを非表示/違反報告)
ルン・カルルナ - すみません！！！！つい、癖で､2連続になってすみません！！！あと、続きを楽しみにしてます！！！ (2016年11月26日 9時) (レス) id: d232e25f07 (このIDを非表示/違反報告)
ルン・カルルナ - 続きが見たいのです！！！私は､楽しみにしてるのです！！！ (2016年11月26日 9時) (レス) id: d232e25f07 (このIDを非表示/違反報告)
ルン・カルルナ - 続きが見たいのです！！！私は､楽しみにしてるのです！！！ (2016年11月26日 9時) (レス) id: d232e25f07 (このIDを非表示/違反報告)
セリア(プロフ) - きさっちさん» イスナーンは若い頃がカッコよくて！！それを友達に言っても共感されないという残念さ！これからも頑張ります！！ (2016年7月31日 0時) (レス) id: ee117ed2fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨキ | 作成日時：2016年7月19日 10時
