【文スト】アイシテル！【反応集】

▽彼が貴方のﾀﾋ神だったら ページ9

「…ああ、貴方は誰？私の幻覚？」





国木田独歩
「…俺は国木田独歩。お前のﾀﾋまでの監視役だ。」
貴方に気付かれぬよう病室の端に姿を現したはずが、人があまり病室に来ない貴方にはすぐにバレてしまった様子
交流はしたくないんだがな…と云いつつも自己紹介から始めてくれる
彼の足が半透明なことに吃驚して彼の言葉を信じる貴方
「はァ……あまり自|殺じみたことはしないでくれ」




太宰治
「やぁ！調子はどうだい？麗しいお嬢さん。」
ボーッと窓の外の桜を眺める貴方の前にぱっと現れてそう一言
急に窓の外に人型の何かが現れるので吃驚する貴方
いつもなら是非ともここで心中にお誘いしたいが…と話を切り出されるのでもっと吃驚させられる
「私は今日から一ヶ月君を監視しないといけないんだ。」




江戸川乱歩
「うーわ、何ここすっごい地味！」
開口一番がこれ。ひどい
寝ようと思って目を閉じてウトウトしていた貴方はその声の大きさに目を覚ます
君、すごい辛気臭い顔してるね〜、とファーストコンタクトは最悪
「急だけど、君今月中にﾀﾋぬから！」




芥川龍之介
「……僕は貴様の監視だ」
貴方が彼を見つけて一番に言われたのはそんな言葉
携帯をポチポチといじって時間を潰していた貴方は部屋に誰かがいるような気がして彼を見つける
彼の姿は本物のﾀﾋ神みたいで…
「貴様と馴れ合うつもりはない」




中原中也
「…ンだここ、前回の職場よりも狭ェし暗いな」
本を読んでいたら突然声がしたので病室を見回すと彼が視界に入ってしまった貴方
ドアが開く音もしなかったのに病室内に人がいることに吃驚してしまう
でも気付いたら彼は隣に立ってるし本の内容を覗いてくる
「そんな本読んでる暇あンのか？」




森鴎外
「…こんな子がﾀﾋんでしまうとは、世の中物騒だね……」
彼の好みにどストレートだった貴方
初対面にも関わらずおよよ、と眼の前で泣かれてしまう
でもそもそもが誰かわからないから慰めようにも慰められない貴方
「…すまないね、取り乱してしまった。互いに自己紹介といこう」




黒太宰
「うわ……森さんが云っていた事と全く違う」
貴方の姿を見るなりうげ、と声を漏らす
初めましてなのにそれはひどい、と貴方が彼を見つめると文句ある？と云いたげな彼の御尊顔が返ってくる
この辺りでは必要以上に話をしないし交流も深めない
「こんな子供相手に派遣されたわけじゃないんだけど」


＿＿＿＿
好評だったら続きます

更新サボってすいませんころせ

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