83話 ページ4
(姫白side)
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フ「はい。こちらフロントでございます。
ルームナンバーとご要件をどうぞ。」
姫「4001号室の姫白ですが、朝食の時間を
５時半からに早めてもらうことはでき
ませんか？」
フ「ご要件を賜りました。確認いたします
ので、少々お待ち下さい。」
姫「ええ。」
〜約１分後〜
フ「お待たせ致しまして申し訳ありません。」
姫「無理を言っているのは私ですから
構いません。」
フ「朝食のお時間の件なのですが、
申し訳ありません。」
フ「調理時間等の関係でご要望のお時間での
お食事はできないとのことでした。」
姫「そう…ですか。」
フ「ですが６時以降であれば、指定して
くださったお時間にルームサービスが
お食事をお部屋までお届けすることが
可能になっております。」
姫「！…じゃあ、６時半から７時の間くらいに
部屋までお願いします。」
姫「メニューはお任せしますので。」
フ「承知いたしました。」
フ「ご要件は以上でしょうか？」
姫「ええ。朝早くにお手数をおかけして
申し訳ありません。」
フ「いいえ。お気になさらないでください。
これも仕事ですので。」
姫「お名前を伺ってもよろしいですか？」
フ「榊 香里(ｻｶｷ ｶｵﾘ)と申します。」
姫「それではよろしくおねがいします。
榊さん。」
フ「はい、賜りました。」
姫「それでは私はこれで。」
フ「はい。失礼いたします。」
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作者名：消えた黒猫 | 作成日時：2021年3月31日 8時
